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「先にお風呂に入ってきたまえよ」

『は…えぇ!?何でお風呂なんですか?』



「温まった体の方がほぐしやすいだろう?」




それもそうだ……




しかし

彼はそれっぽい事を言って私を騙していたのだ

その事を知る由もなかった私。




お風呂から上がり

太宰さんに借りた服を着、

彼の姿を探す。




「やあA、体は温まったようだね……ここだよ」




綺麗に敷かれた布団をポンポン、と叩いて彼が待っていた。




『あの、宜しくお願いします…すみません太宰さんにこんな事させるなんて…』

「気にする事はないよ」




謝りつつ期待をしていた


彼のマッサージは本当に気持ちが良かったから

凝りが悩みの私には期待に胸を躍らせるほかなかった。






のそのそと布団の上にうつ伏せになる




「おや、ソッチでいいのかい?」

『え、あすみません!腰からしてもらおうと勝手に決めちゃって…』




マッサージの話だ

私はどこからほぐして欲しいかという話をしていたのだ



『肩からでしたか?…すみません先走っちゃって…あの、どこから……太宰さん?』


布団の上に正座をして太宰さんと向かい合う



ふと、彼の様子が可笑しい事に気づいた。









妖艶な笑を浮かべながら

私の頬に手を添えてきた彼はまるで



ほろ酔いのソレだった。









「そうだねぇ……じゃあまずは唇から」









言うなや否や彼は私に唇を重ねた。

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わたあめ - ダチョウよりも、と言う所が少し吹き出してしまいました。ダチョウって確かに可愛いよな…(?) (2022年8月9日 15時) (レス) @page11 id: 3928701723 (このIDを非表示/違反報告)
ろけ - すっっごく面白かったです!照れてる太宰さん可愛い…。 (2021年7月25日 22時) (レス) id: b5e633d6ad (このIDを非表示/違反報告)
ほくさ - すっごい良かったです! (2020年2月27日 0時) (レス) id: 837f5e2707 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - すごい良かったです(〃ω〃)完結お疲れ様でした。 (2017年1月13日 15時) (レス) id: 76d1df2f9a (このIDを非表示/違反報告)
MADOKA. - 紅葉さん、すごいです。中也の作品楽しみにしてますので、頑張ってください。 (2017年1月10日 18時) (レス) id: 6b8623b5be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉 | 作成日時:2017年1月1日 14時

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