調子に乗って歌い手を始めてしまったので、先輩歌い手の公式○INEに相談していたら手動返信だった!?

8話 徹底的 ページ10

Aside

A「う〜ん…？」

今、私は機材を買いに来ている

が、しかし種類が多すぎて少し音楽に携わっているだけの私には何が何だかわからない。

店員「どうかしましたか？」

A「あ…えっと、私最近歌い手を始めたんですけど勉強不足で何を買えばいいのか…」

少し宣伝を入れてそう言うと店員さんは「歌い手！」と目を輝かせ、熱心に説明してくれた

店員「最低限揃えた方がいいのはこんな感じですね。」

A「そうですか、ありがとうございます」

店員「最後に一つ…」





「歌い手、教えてくれますか？」




ドクンッ…

脈打つ音が聞こえた

歌い手名を教える、という事はこの人は私の歌を聴く、という事を言っているのと変わらない。

「そうだよね、歌い手をやるって事はみんなが私の歌を聴くのが当たり前なんだよね＿＿。」

ボソッと呟き店員に向き直る

A「私の歌い手名は…琥珀です」

A「いつか、1日の内に私の名前を聞かない事がない位…」

私は決意した

A「有名になってやりますよ」

やるのならば徹底的に、と。

9話 笑顔の奥→←7話 ドヤ顔

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す