調子に乗って歌い手を始めてしまったので、先輩歌い手の公式○INEに相談していたら手動返信だった!? (ページ15)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:1,687 hit

13話お弁当戦争！！ページ15

Eve side

「起立！礼！」

ありがとうございました〜と弛んだ声が聞こえる

授業が終わり初日だからと、とりあえず持ってきたお弁当を広げる

お弁当はいつもの通り美味しそうだなぁ

Souくんと…Aちゃん誘っちゃおうかな

モブ「ねぇねぇ、Eveくん！」

E「ふぇっ？」

突然声をかけられ変な声が出る

声の主の方を見ると5、6人の女子に囲まれていた

モブ「何処から引っ越してきたの？」

Eve「え、えっと…〇〇だよ」

モブ「へぇ〜！〇〇！いい所だよね！」

そうかなぁ…別に何かある訳でもないけどなぁ

それより早くお弁当食べたい…助けてSouくん……

A「Sou！美夏！駿！一緒にお昼食べよ！Eveくんも！」

S「そうだね〜」

美夏「おんおん！仲良くしよ！Eveくん！」

駿「俺も俺も！」

Aちゃん達と一緒に!?

しかも助かった！ありがとうAちゃん…

E「じゃ、じゃあAちゃん達と食べるから…」

モブ達にそう告げると、Aちゃんを睨み「チッ」と舌打ちした

Eve「え…」

A「Eveくん？どしたの〜？」

ニコニコと笑いながらこっちへ来るAちゃん

僕は舌打ちに気づかなかったフリをして「今行くよ〜」と、4人の方へ向かった

あの人達とは関わらないようにしよう…

Souくんと駿くんはパン、Aちゃんと美夏ちゃんは僕と同じでお弁当。

A「Souまたパンなの？これいる？」

S「お！Aのお母さんが作る卵焼き美味しいんだよね〜」

駿「俺ら空気？」

美夏「それな」

A「ごめんごめんwEveも卵焼き食べる？」

「美味しいよ」と言って僕に卵焼きを差し出す

E「いいの？じゃあお返しにこれ」

そう言って、母さんの自信作のアスパラベーコンを渡す

A「ありがと！美味しそう」

駿「俺にもくれ！これやるから！」

焼きそばパンを見せる駿くん

Eve「いいよw」

美夏「え、私ボッチ？」

A「これをやろう。」

美夏「白飯なんかいらないわっ！」

A「遠慮入らないよ！！！」

美夏「こっちを出せ！」

A「ぎゃああ！私のミートボールうずら！」

E「ミートボールうずら!?なにそれ欲しい！」

A「Eveくんまで私の好物を！！」

楽しくお弁当を食べている内にいつの間にかお昼の時間が終わりかけていた

E「お昼終わっちゃうよ！」

A「急げ！」

急いで食べて片付けると丁度チャイムが鳴った

A「セーフ！」

先生が教室に入ってくる

これから毎日お弁当を楽しく食べられると思い僕は心を踊らせた