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8話目陰キャの戯れ ページ10

今更ですが時間軸はアイドルロワイヤル当日の午前です。

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エレベーターにて

20階のボタンを押してケータイをいじり始めた。

でもなんか気配がある。

上かな…

でもネズミにしては大きいな…

意を決して

『あ…あの…誰かいますか』

???「ひえっ…すいませんすいません…生きててすいません…」

『いえいえ…あの…降りていただけますか?』

???「はいっ…」

そうすると紫色の髪の人がおりてきた。

『きれーな髪の毛…』

ぼそっとつぶやくと

紫色の髪の人「いえいえっ!そちらの方が小さくて…可愛らしいですよ」

と否定された。

…小さくて可愛い…か…ア゛ア゛ア゛ア゛

はぁ、禁句ですねそれ。

『ありがとうございます…?』

紫髪の人「あっ…名前は礼瀬マヨイと申します…」

『あっ…礼瀬さんですね。僕は境 Aと申します。以後お見知りおきを。』

そう言って名刺を渡した。

礼瀬「あっ…いえいえ…僕かこんなものを貰うなんて…」

と受け取りを拒否した。


『いえ。、でもなんか同じ感じがありましてね。親近感が湧いたんですよ。』

礼瀬「えっ…」

『僕、陰キャなはずなのに何かと陽キャの近くにいて窮屈に感じます。でも仲間だと自然と許せてですね…

でもやっぱり人前に立つのは辛くて…あと、人に酔いますw』

礼瀬「あっ…分かります。話に入れなかった時とかあわあわしちゃって…」

と随分話し込んでしまった。

なんやなんやして20階へ到着。


『それでは』

礼瀬「それでは…」

『またどこかで。』


そう言って歩き出した。

9話目 ┗( ・´ー・`)┛コロンビア→←7話目 迷惑電話



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作者名:もゆゆ | 作成日時:2020年6月22日 8時

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