5話目アイドル自身の意思 ページ7
プルルル プルルル
『はい。もしもし。』
佐賀美「あー…Aか。椚〜」
『はっ?』
椚「あっ…佐賀美先生!酔ってるのに電話しないでください!」
佐賀美「え〜?いいじゃん〜。」
椚「あっ…えっ?」
『匿名できたと思ったら…貴方でしたか。切りますね。』
椚「ちょっ…」
佐賀美「つれねぇこというなよぉ〜」
『どうして電番知ってるんですか』
椚「確かに…」
佐賀美「あぁ?あー…天祥院にしらべてもらった〜」
『あの人ですか…はぁ…』
そう。新しく番号を変えた時改めて天祥院様に名刺を渡したからか…はぁ。
椚「ちょーどよかった。今年h『嫌です』」
椚「どうして…」
『だってあれじゃないですか。Trickstar?できたっけ。期待の星じゃないですか。それに加えて続々と復帰しているじゃないですか。
それの中心にいるのが天祥院様や七種さん。完璧じゃないですか。
僕に何をやれと?』
椚「でも、まだダンス技術は乏しいんだ」
『…僕、君たちアイドルにダンスを教えるためにやってるんじゃないけど?』
椚「でもっ」
『じゃぁさ、僕を説得して見せてよ。』
椚「えっ…」
『って言っても生徒を先生権限で使うのなし。』
椚「はっ?」
『つまり、アイドルたちの意思で私を説得させろってこと。』
椚「…」
『それじゃ。』
さよなら。
電話が切れた。
椚side
佐賀美が電話をかけたら予想もしなかった人に繋がった。
俺は慌てて勧誘したが結局断られてしまった。
まてよ。
あいつは「アイドルの意思で」っつってたな。
アイドルをその気にさせればいいのか?
そうと決まったら俺はすぐに動き始めた。
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作者名:もゆゆ | 作成日時:2020年6月22日 8時