9 ページ9
.
「ごめん。明日帰ることになった」
「……そっか」
「急遽撮影が入ったって、マネヒョンから連絡きて」
「……私は大丈夫だから。お仕事、頑張って」
「……ほんと、ごめん」
こうして急にお仕事が入ることも少なくない。
だって彼は世界を駆けるアイドル。こうして一緒にいれることの方が貴重なんだ。
「……やっぱり、離れるのは寂しいな」
「当たり前だよ。ずっと一緒にいたいもん」
「俺も。毎日ここに帰ってきて、毎日Aの顔見て、そんでAの作った飯も毎日食いてえ」
「そうだね。もしそうなったら毎日美味しい料理作らなきゃ」
「じゃあ俺はもっといい曲を作らなきゃな」
私が寂しいと言わないのは必ず彼の方から言ってくれるから。
私が言っちゃいけないというよりも、彼から言ってくれることが私を安心させるから。
だから、言えないというよりは言わないの方が正しいかもしれない。
彼から言ってくれることに期待している私もいるんだ。
「なぁ、子供は何人欲しい？」
「うーん……子供は好きだけど、多いと大変だからなあ。二人くらいでいいかも」
「二人か……俺たちもいい歳だよな」
「そうだね」
「今から作るか？」
「なっ……そ、そういうこと簡単に言わないでっていつも言って」
「ごめんごめん。わざとだって。
ま、俺はその気だけど」
「ちょっ、ユンギっ」
そのまま優しくキスをされて、抱き上げられ寝室へと連れていかれた。
少しわがままなところもあるけれど、嘘はつかないし強がりもしない。
私の大好きな人。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 538人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
閔(プロフ) - ソユンさん» わー！ありがとうございます！完結したにも関わらず嬉しいお言葉......ジンペンのソユン様によかったらですが、私が今書いているジンさんのお話をオススメしたいです(殴) SINいいですよね！長男と次男の絡みはたまりません......読んでくださりありがとうございました！ (2019年10月23日 17時) (
レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
ソユン - この話めっちゃ気に入りました！！私はジンとジミンペンですけどSINの絡みも大好きなのでめっちゃいいです！/＾o＾/ (2019年10月23日 17時) (レス) id: f87cf02fdd (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - ミロさん» ミロちゃん！！わざわざこちらにまでありがとう！私がユンギさんペンということもあって、このお話は私の好きだけを詰め込もうかなと...笑笑 少し切なく、あま〜いユンギさんとの日々に癒されちゃってください！ミロちゃんの応援ももらってまた頑張ります！ (2019年10月7日 20時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 閔ちゃん！癒されに来ちゃいました(o^^o)そしたらほんとにほんとに癒されましたー(*^^*)ユンギさん好きすぎる…(о´∀`о) (2019年10月7日 20時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - 猫わかめさん» 新作ですよぉぉぉぉ！そしてユンギさんですぅぅぅぅ！私の好きを詰め込むつもりですのでぜひ、楽しんでいただけると嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月22日 23時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：閔
| 作成日時：2019年9月22日 22時
