嘘59 ページ9
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「ただいまー」
「……おかえりなさい」
「ちょっ、起きてたの!?寝てなきゃダメだってば!」
「……はやく会いたくて」
気づけばAさんが帰ってくるのを玄関で待っていた。これじゃまるで主人の帰りを待つ犬だ。情けねえ。
けど、そんなのはAさんの姿を見ればどうでもよくなった。
「とりあえず水とか色々買ってきたけど何か欲しいものある?」
「……今はだいじょうぶです」
「そっか。じゃあ少し休もう?ずっと待ってたんでしょ?」
胸がきゅうっと締め付けられた。体もさっきより熱くて、どうになってしまいそうで。
「……んっ」
その細い腕を引いて無理矢理俺の方を向かせた。驚いた顔で俺を見上げるこの人に、また胸が締め付けられて。
気付けばその唇を奪っていた。
驚きすぎで抵抗すら出来ていないその体をぐっと引き寄せて、更に深く口付ければ自然と漏れる高い声。何度も聞いているはずなのに、煩いくらいに一々体が反応する。
自分でも自分が抑えられない。甘く、少し高い声を聞けば自然とどんどん深くなって。必死に俺から逃げるソレにさえ興奮してしまう。
「……やっ、離してっ!」
「っ、た……」
その時見えたあの綺麗な瞳は、今はただ俺への恐怖と怯えに染まっていた。
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閔(プロフ) - Bigloveさん» わぁ!ありがとうございます!(*^^*) 完結して日が経ったにも関わらず読んていただいて本当に嬉しいです… かなり大人な設定ですし、好みが別れるかなぁと思っていたので大好きだと言ってもらえて感動です… コメント、本当に励みになります。ありがとうこざいました! (2020年2月4日 22時) (レス) id: 4874e19f9b (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - 一気読みしました!いやー、やっぱり閔ちゃんのお話、私大好きです!お話の構成がちゃんと成り立ってて分かりやすくて。ジミンちゃん目線で貫いてましたけど、物凄い良かったです! (2020年2月4日 21時) (レス) id: c56102b41d (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - 緋夏さん» 緋夏ちゃん!今回はちょい悪ジミンちゃんを書きたくて...ユンギさんはどうしてもかっこよくなっちゃうんですよね...笑 そして嘘もテーマなので裏の裏まで考えながら書いていて悩む部分も...本当にいつも応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年8月30日 23時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - 閔ちゃん!完結して時間経ってしまいましたが、完結おめでとうございます(´∇`)相変わらず素敵な文で最後まで綺麗なお話でした!ジミンちゃん、年下設定いいですね!癒されます。そしてユンギさんは安定のイケメン具合でした。本当に素敵!お疲れ様でした!! (2019年8月30日 23時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - Agust dさん» ありがとうございます!ですよねえ...夢主ちゃん起きろ!って感じです...洗練されたジミンちゃんがこれからどうなるのか、ぜひぜひお楽しみに!暖かいコメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年8月12日 14時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:閔 | 作成日時:2019年8月6日 22時