Love or One

48.うさぎとちむちむ ページ48

※日本語、韓国語以外の言葉は【】で表記します



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「えっと、ここはこう発音します」


「【この家は誰のものですか？】」


「そうですっ。お上手ですね！」


「……ありがとう、ございます」









遅れて小さく返事をしたジョングク氏。
こんな言葉いつどこで使うんだ、と思いつつも書いてあるので仕方ない。
うさぎのようにクリクリした目は私に向けられることはなくて、ずっと下を見ている。完全に嫌がられてるのに可愛いと思ってしまう私はかなりやばい奴だ。



ナムさんから担当を分けられてヒョンラインはナムさん、マンネラインは私が担当することになったわけだけど……うん。気まずい。
他の2人もね、ジョングク氏みたいに目も合わせてくれないし返事も小さい。

だけど3人ともセンスはあるみたいで、発音やイントネーションは割と良い。コミュニケーションが取れないのは気にかかるけど、今は語学勉強会だしまあいっかと諦めてる部分もある。










「……あの」


「何でしょう？」


「素直になれなくてごめんなさい、ってどう言いますか」










急に話しかけてきたと思えばそんなことを聞いてきたジミンちゃん。
てか、近くで見るとほんとちむちむだ。昔より痩せちゃったけどそのほっぺがふにふにしていると物語っていた。

触りたいなあ……なんて思った自分を殴りたい。
なんとか自我を保って、発音を教える。一回じゃ分からなかったのかもう一度私に聞いてきて、その後も何度も繰り返していた。



その姿が可愛くて誰かに言うのかな、なんて思って今度はテテさんに教える。











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