ごめん9 ページ9
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会社に着き、それぞれ仕事に取り掛かる。
暫くすると朝礼になった。
「今日からここで働くことになった、チョン君だ」
「チョン ジョングクです。よろしくお願いします」
大きくクリッとした目。スッと高い鼻。まるでウサギのような可愛らしい顔つきだ。
何より、超絶イケメン。
ここにいる女性社員全員が今、彼に夢中だろう。
「彼は新人だから指導をお願いしたいんだが……
パクさん。お願いできるかな?」
「え、あ、はいっ」
あまりに急の出来事にへんな声が出てしまった。
なんで私なんだろうか。確かにこの会社では長く勤めてる方だけど、でも新人の指導ができるほど仕事ができるわけでもない。
こういうのは大抵ナムジュンが……あぁ、今日は休みだからか。
とりあえず挨拶をしなければ。
「今日から指導することになったパク Aです。よろしくね」
「…はい」
人見知り、なのか?
その可愛らしい見た目とは裏腹に、少しツンとした性格。そしてあまり表情も変えない。
「えっと、チョン君のデスクはここね。まずは荷物整理して終わったら声かけてね」
「…はい」
さっきからずっとこの調子だ。
何を言ってもはい、しか言わない。
ちゃんと分かっているんだろうか。これで上に控訴されたら終わる。私の社会人人生の終了だ。
「あの」
「ん?」
「ちゃんと分かってるので」
「え……あ、ありがとう」
この子はエスパーか何かか。
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mii(プロフ) - キュンキュン (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:閔 | 作成日時:2019年3月13日 21時