ごめん。 (ページ41)

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ごめん41 ページ41

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「なんで……」

なんでいるの。

あれから一度も返信しなかったくせに。

"ごめん"の三文字だけで片付けたくせに。

自分の気持ちだけ伝えて、私の気持ちには答えないくせに。

返事より先に私の前に現れないでよ。

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彼は私に気付いていないのか、すぐに席に座った。

「……パクさん。大丈夫ですか？」

「っ……だ、大丈夫。ごめんね」

「気分が悪いのでしたら俺が伝えておきましょうか？」

「ほんとに大丈夫だよ。何もないから」

「……そうですか」

チョン君は心配そうに私の顔を覗いてきて、そう言った。

あぁ、もう！

なに後輩に心配かけてるの。それにプロジェクトは始まったばかりなのに。

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少しだけ彼の方に視線を向ける。

こちらには見向きもせず真剣な顔つきで前を見ていた。

ねぇ、テヒョン。

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私、まだ貴方に会いたくなかった。

こんな形で会いたくなかった。

別れたのに貴方の姿を見て嬉しい自分がいる。

でも、胸が苦しい。

まだ、貴方を忘れられていない。

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まだこんなに、貴方が好き。

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