ごめん。 (ページ5)

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ごめん5 ページ5

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やっと涙が止まった時には休憩時間はとっくに終わっていた。
それでも二人は私のそばにいてくれていた。

「ごめん…ありがとう。それより早く仕事に戻らなきゃ」

「駄目だ。言っただろ。話すまでここにいるって」

「でも…」

「課長には話しておいたから。俺たち三人午後から休み」

「そんな……ごめん。私のせいで」

「なんで謝るんだよ。俺たちがやった事なのに」

そうさせた原因は私なのに、二人は私を責めなかった。むしろ受け入れてくれた。

ここではなんだと言ってホソクの家に行くことになった。

「ヤー。俺の家来るの久しぶりじゃない？」

「そうだな。俺はたまに来てたけどAはあんまり来ないからな」

「まあね。基本一人が好きだし、それに、休みの日はテヒョンとデートしてたから…」

彼のことを思い出すとどうしても顔に出てしまう。
それだけで二人は察してしまったようで、申し訳なさそうな顔をした。

「やっぱりアイツのことか」

「気付いてたの？」

「何となくな」

「そっか。

……別れたの。昨日」

そう言えば二人は目を見開いて驚いていた。
私と彼は二人にも公認で、二人にもお似合いだなんて言われてたから。

私自身も仲は良かったと思う。
些細な喧嘩はするけど大喧嘩はしたことないし、浮気もしてない、はず。

それに、彼はちゃんと愛を伝えてくれたから。
だから私もそれに応えてた。

私のどこがいけなかったんだろうか。

「アイツ…Aを泣かせやがって。
もし会ったら一回殴ってやる」

「ふふっ。ホソクってそんなキャラだっけ」

「ヤー！大事な幼馴染を泣かされたんだぞ！」

「はいはい。ありがと。ふふっ」

「やっと笑ったな」

「……笑ってなかった？」

「ああ。ずっと真顔で怖い顔してた」

自分でも気付かなかった。
笑ってると思ってたんだけどな。

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