ごめん22 ページ22
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「……今なんじ…」
スマホを見れば5時37分の文字。
その下にはやっぱりなんの通知も来てなくて。
彼はまだ見ていないのかって少し彼に怒りが湧いた。
隣を見れば二人ともまだぐっすりで、ホソクはスーツ姿のままだし、ナムジュンも私服だ。
でもこの時間ならお風呂に入る時間はたっぷりある。
「ナムジュン、起きて!お風呂はいらないと、今日は仕事でしょ」
「ん……A?おはよ…
ここはホソクの家……また潰れたのか?」
「おはよう。今回はかなりすぐね。
それより、仕事の準備しなきゃいけないでしょ。ほら、お風呂はいっておいでよ」
「悪いな」
ナムジュンもお風呂に入ったことだし、ホソクも起こさないと。
昨日はかなり飲んでたから、かなりきついと思うんだけど大丈夫かな。
「ホソク!朝だよ!起きて!」
案の定声をかけるだけでは起きない。
だから体をめちゃくちゃに揺らしてみる。
しばらくするとまだ眠たそうな声を出しながら目を開けた。
「おはよう……ったぁ。あれ、俺いつの間に帰ったの?」
「おはよう。昨日は私とチョン君でここまで連れてきたんだよ。感謝してね」
「そうだったんだ。ありがとう。あとでチョン君にもお礼言わなきゃね。ナムジュンは?」
「今お風呂はいってる」
「そっか。
……んーっ!A、ご飯は?」
「まだ。起きてすぐ二人を起こしたから」
「よし。じゃあ俺が朝作るよ」
そう言って台所へ向かっていったホソク。
彼は意外と家事ができて、料理も美味しい。
だから時々思うことがある。
ホソクはお母さんだ、と。
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mii(プロフ) - キュンキュン (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:閔 | 作成日時:2019年3月13日 21時