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ごめん1 ページ1
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『ごめん』
お風呂という天国から帰ってくると目に入った三文字。
相手は彼氏。
見た瞬間何に謝っているか分かってしまって。
こういう時鈍感じゃない自分を恨む。
何て返せばいい？
「何が？」「ちゃんと話して」って気づいてないふりをする？
そんなの無理。
私はそんなにできた人間じゃない。
かといって直接聞けるほど強い人間でもない。
私が言える言葉は一つ。
『分かった』
それだけ打って送信ボタンを押す。
手が震えているのは気のせい。
頬が冷たいのは気のせい。
胸が苦しいのは気のせい。
悲しくなんか、ない。
「嘘ばっか……」
ほんとは辛くて、悲しい。
今だって、ほら。涙が止まらない。
彼の顔も、声もまだはっきり残ってる。
彼との思い出がたくさん、たくさん蘇ってくる。
彼を思い出すほど、涙は溢れてくる。
それくらい彼の存在は大きくて。
大好きだった。
愛していた。
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mii(プロフ) - キュンキュン (2021年8月18日 7時) (
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作者名：閔
| 作成日時：2019年3月13日 21時
