僕たちのヒョン

ヒョンとバナナキック ページ47

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ヒョンとバナナキック。



これは最高の組み合わせだと思う。

だって、僕が一番好きな人はヒョンで。
僕が一番好きなお菓子はバナナキックで。


好きな人と好きなものが同時に得られるって、最高でしょ？




　


　
　

　
「てことで、Aヒョン。
バナナキック食べてください」


「……うん。ちょっと意味が分からないかな」


「とりあえず食べてください」


「えぇ……僕、バナナキック苦手なんだけど……」








　


それでも、ウリマンネの頼みだから仕方ないなと言って食べてくれるヒョンは絶対に天使の生まれ変わり。


一つずつゆっくりと食べ出したヒョン。
僕はというと、スマホを取り出してバナナキックを頬張るヒョンの姿を連写。

シャッター音で気付いたのか、視線だけこっちを向くヒョン。



　

……ほんと、ため息出るくらいかっこいい。
ねぇARMY、どうしたらいい？



　



　
　


「ヒョン、おいしいですか？」


「うーん……やっぱり苦手だなぁ」


「うふふ。残して大丈夫ですよ。後で僕が食べます」






　

　


そんな会話を交わしつつも、シャッターを押す手は止まらない。



みんな僕のことをウサギって言うけど、
ヒョンは……何だろう。ほら、あれだよ。

目がくりくりってしてる、なんとかパンダ……




　

　

　
　

「レッサーパンダ？」


「そう！それです！」







　



あれ、声に出ちゃってたか。


まあいいや。




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