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「ジョングク。ちゃんと挨拶して」
「……チョン ジョングク」
敬語、とAに言われてもう一度名乗った。敬語付きで。
「ごめんね。人見知りで……
ジョングクは私の弟なの」
弟。その言葉に改めて二人の顔を見る。
言われてみれば似ているかもしれない。
鼻が高いところとか、目が大きいところとか。
何より、二人とも抜群に美形だ。きっと両親が美形なんだろう。
二人が姉弟だと知って、モヤっとした気持ちもなくなって。ホッとしている自分がいる。
「友達ができたなんて聞いてないよ、ヌナ。それに男だし」
「ふふ。ごめんね。二人をびっくりさせたくて。
まさか、こうなるとは思ってなかったけど」
不貞腐れるジョングク君と、いつものイタズラ心が出たA。
薬を飲んで少し落ち着いたのか、いつものように笑っていた。
「ジョングク君って……」
「ジョングクでいいよ。ジミンより年下なんだから」
「えっと、じゃあ……ジョングクはよくここに来るの？」
「引っ越してからは初めてだよ」
なんでもAの実家からここまではかなりの距離があるらしく、高校生のジョングクが自由に来れる距離じゃないらしい。
それでもジョングクは会いに来た。
Aも風邪だとは思えないほど笑顔で。
きっと、お互いを大切に思っているからだと思う。
あいつ、元気にしてるかな。
二人の姿を見て実家にいる弟のことを思い出した。
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閔(プロフ) - まなさん» 読者の皆さまに読みやすいように、綺麗に文章を書くよう心がけているので、そう言っていただけて嬉しいです。切なくも前向きなお話でしたが、皆さまにも伝わったらいいなあ...と思っています。ご愛読、ありがとうございました！ (2019年12月25日 12時) (
レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
まな - 悲しいです。とても綺麗なお話でした。 (2019年12月25日 12時) (レス) id: 77b6913256 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - じみちむさん» なんて嬉しいお言葉......私はじみちむ様のお言葉に今涙しています...笑 温かいお言葉、しみじみと感じております。本当に嬉しいです。ありがとうございました！ (2019年12月25日 12時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
じみちむ(プロフ) - 泣いてます（ ｉ _ ｉ ） (2019年12月25日 8時) (レス) id: f91208f58d (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - サヤさん» もうその一言だけで嬉しさが溢れてます(*^^*) サヤ様に私の気持ちが届いたのならよかったです。 本当にありがとうございました！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閔
| 作成日時：2019年12月20日 21時
