3話 ページ12
それから莉菜子も、18歳になって。
俺はもうすっかり老けた。
でも病気もなく、怪我もなく。
…あとは、莉菜子の二十歳の振袖姿を見たいな。
愛花も莉菜子もよく笑う。
旦那もよう笑う。ええ家族や。
俺は、重たく痛い腰を上げて、
痛い膝を立てて、ほんまに久しぶりにあの場所
アスターの花園へ行く。
ザア…と風が吹いて、
アスターが俺の足に寄り添うように揺れる。
『なんにも変わらんな。』
視力が戻ったみたいに視界が鮮やかになって。
メガネを外した。
アスターの地の上に寝転がるともっと気持ちよくて。
つい目を瞑る。
「忠義老けたなあ〜」
その声にハッと目を開けると
『A…！』
おったんや。
見えた。Aが。
笑って手を差し伸べる、Aが。
差し伸べられた手を掴んだ時、
俺は…眠る。
永遠に目を閉じる前に言った言葉
『信じてた。…A
来てくれて、ありがとう…。』
そしたら、笑った。
これからは、ずっと一緒。
信じる恋が信じる愛に変わった、瞬間。
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na - 当時Twitterでアスターと出会ってからくらゆいさんの大ファンでした。先日たまたまGood-bye daysを聴いて、アスターを思い出し、このページに戻ってきました。あの頃のいろいろな思い出が蘇って胸がキュッとなります。素敵な作品を、ありがとうございます。 (6月5日 0時) (
レス) @page17 id: 6b4add8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まい - このお話何回読んでも号泣してしまいます、、。 テストがあっても、どうしてもこのお話だけは毎日読みたくなるくらい大好きです！ (2019年2月21日 0時) (レス) id: 398f71efd1 (このIDを非表示/違反報告)
華姫?(プロフ) - インスタでオススメされてたので読んでみたんですが、気がつくと涙が流れてました(;_;) いつまでもみんなに愛される作品なんだろうなと思いました( ´▽｀) こんないい作品を作っていただきありがとうございました(∩´∀`∩) (2018年11月7日 3時) (レス) id: a8d80a502b (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - Marina_8295さん» コメントありがとうございます！(；；)えー！…すごい嬉しい言葉すぎて恐縮です…(；；)応援に応えられるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします(><) (2018年2月14日 12時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - アキさん» アキさん！ありがとうございます(；；)1ページ1ページ泣いてくださったんですか…泣、一番！？そんなたくさんの一番を取れたことが嬉しい限りです(；；)アスターはわたしの中で一番思い入れのある小説なので、本当に嬉しいです…ありがとうございます！泣 (2018年2月14日 12時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2016年8月31日 0時
