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次の日は地方でコンサートだから帰ると言うと、家まで送ってくれるという。
大丈夫と言ったが何かあったら大変だからの一点張りで、きっと俺が襲われたことが玉森の中で一種のトラウマになっているのだろう。
だから有難くマンションまで送ってもらうと、玉森はそのまま部屋についてきた。
「もう帰っていいぞ」
「なに言ってんの? 終わったらまた家に帰るから、さっさと準備して」
「え、そうなの?」
確かに今日は満月だからいつもだったら玉森の家にいる予定だが、さすがに面倒だろうと思っていた。
「当たり前じゃん。俺がいなきゃ今夜とか明日の朝とかどうすんの? 自分の体ナメないで」
ナメてるって言うのか? と思ったが、自覚が足りないのは間違いないだろうから黙っていると、これ見よがしにため息をつかれる。
「前から言ってるけど遠慮なんていらないから。今は俺を自分だと思って使ってよ」
あの面倒臭がりで縛られるのを嫌う玉森が、そんなことを言うなんて考えたこともなかった。
「明日からも俺から離れないでね」
「でも」
「知らないスタッフも多いし、ミツから目を離すの怖いから」
コンサート中は大勢のスタッフと一緒に仕事をするし、特に地方はその場所でしか会わない人も多い。
玉森は俺よりもずっと深刻に考えてくれている。
「……わかった」
「わかったなら、さっさと準備して」
パンパンと手を叩かれ急いで旅行バックに荷物を詰めていたが、待つのに飽きた玉森に忘れたら買えばいいじゃんと半ば強引に連れて帰られた。
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くらげ(プロフ) - ももはさん» ももは様ー!どこに進んでいるのか自分でも分からなくなる中わくわくしながら読んでくださっているなんて嬉しすぎます!(;_;)距離を置きたいのにどんどん近付いてしまう展開に複雑な想いを抱えるKさんとFさんの未来と過去を見守って頂ければ嬉しいです(*´ω`*) (2020年3月1日 1時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
ももは(プロフ) - くらげ様ー!ずっとずっと読ませて頂いております。わくわくしています!過去のFKが垣間見れた気が勝手にしてますが、先が分からなすぎてもう、興奮しまくりです☆Kさんがどんなような想いで距離を置こうとしてるいるのか…胸は締め付けられますが…楽しみです! (2020年2月29日 11時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 蜜柑さん» 蜜柑様、初めまして!こんな長々とした話を読んで頂いた上に興奮して頂き、ありがとうございます!しかもTKも大好きと仰って頂けてすごく嬉しくです(〃ω〃)自分で考えた設定ながら難しく煮詰まっておりますが頑張りますのでこれからもお付き合い願えたら幸いです^_^ (2020年2月26日 23時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 初めまして。フラフラと彷徨っていましたらこちらの作品に出会えました!すごく興味の引く設定にリアルなお話…なんて美味しそうなお話なんだと興奮しております!やはり藤北は外せませんが玉北も大好きなんでありがとうございます!更新楽しみにしています(^^) (2020年2月25日 22時) (レス) id: 8d3125b57e (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ももはさん» ももは様ー!私こそコメント本当にありがとうございます!お互い相手に対し分からないモヤモヤを募らせていますがここから徐々にバチバチ強めになっていくかと…!謎のサスペンス要素も入ってきて(^^;; 上手く書けるか不安ではありますが楽しんで頂けるよう頑張ります! (2020年1月25日 1時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ | 作成日時:2020年1月10日 0時