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「親のどっちかが吸血鬼じゃなくても、先祖のどこかにいれば発症する可能性はあって。あ、混血が吸血鬼になることを発症ていうんだけど、病気も体の中に菌を持ってても発症する人もいればしない人もいるだろ？ それと同じ」
「んー、とするとミツは混血ってこと？」
「そう」
「え、てことはスタッフさんの血を吸ったってこと？」
「普段は薬で吸血衝動を抑えることが出来るんだけど、発 情期っていうのかな？ それに入ると薬で抑えるのが難しくて、ちょっとだけもらった」
帰りがけに声を掛けられ、雰囲気的に告白だと感じた。
相手の気持ちを考えると申し訳ないが、絶好のチャンスだと思った。だから場所変えますか？ と気を遣った振りをして空き部屋に移動した。
廊下は誰に見られるとも限らない、そんなリスクは冒せない。
「血を吸われた人ってどうなんの？」
「どうもなんないよ、痕も残さねーし」
「あ、そうなの？」
「傷は唾液で消せるから」
「でもあの人、ミツに吸われたって言ったりしない？」
「あー、それは大丈夫」
「なんで？」
「んー……」
「ここにきて隠し事はなしでしょ」
吸血鬼特有の能力について話すのは気が引けた。
血を吸うだけでも普通じゃないが、人じゃないと思われてしまいそうで怖かった。
だが説明しないと納得しなさそうな様子から、仕方なく口を開く。
「まあそうだよな。……吸血鬼てさ、記憶が消せんだ」
「そうなの！？」
「血を吸ったあと記憶消すと気を失っちゃうからさっきみたいになるんだけど、しばらくしたら目が覚めてその間のことは何も覚えてない」
「まじで漫画みたい。え、じゃあなんで俺の記憶消さなかったの？」
「消そうとしたんだけど、なんでか消えなかったんだよな」
あ、さっきの？ と言いながら、玉森は俺がしたみたいに自分の頭に手を伸ばした。
「……なんか悪かったな」
「ん？」
「いや、記憶消せてたらこんなことに巻き込まれずに済んだだろ？」
「あー、まあそうかも」
「もう一回消せるか試そうか？」
そう言って玉森の頭に手を伸ばそうとすると「いい」と言われた。
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くらげ(プロフ) - mimotaさん» mimotaさんー！明けましておめでとうございます(*≧∀≦*)Fさんsideどきどきして貰えたようで嬉しいです(〃ω〃)そういった内容…何れ出てくるかと思いますので気長にお待ち頂けたら嬉しいです（笑）今年も宜しくお願いします！コメント本当にありがとうございました！ (2020年1月6日 22時) (
レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
mimota(プロフ) - くらげさん！あけましておめでとうございます☆年始からたくさん更新嬉しいです(*≧∀≦*)この間のFさんsideすごくどきどきしました\(//∇//)\またこの後も、くらげさんが書かれるそういった内容のFKがみれることをひっそりと(笑)期待してます(^^) 今年も応援してます！ (2020年1月6日 11時) (レス) id: e3aff967f8 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - nanacoさん» nanacoさんー！今作も読んで頂けているだけで嬉しいのに更に嬉しすぎるお言葉…！本当にありがとうございます！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡想像以上に吸血鬼設定に苦戦しておりますがワクワクして貰えるよう頑張ります！コメント本当にありがとうございました(*´ω`*) (2020年1月6日 1時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - くらげさん、前作に続きこちらも愛読させて頂いております(//∇//) 吸血鬼設定、とってもワクワクします♪ 北玉も藤北も、くらげさんの書く世界観の中で読めるのが嬉しくて仕方ないです(><) (2020年1月6日 0時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ririkaさん» ririka様ー！読んで下さっただけでなく嬉しいお言葉まで本当にありがとうございます！！(〃ω〃)ここからTさんFさん、どんどん巻き込まれていきそれによってまた色んな出来事が起こる予定ですので楽しんで貰えるよう頑張ります！応援ありがとうございます(*≧∀≦*) (2019年12月19日 23時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ
| 作成日時：2019年11月19日 0時
