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ミツが座っていた椅子に太輔が座る。
顔色の悪さにこれなら食べられるかと蕎麦を出すと、いただきますと小さな声で手を合わせ箸をつけた。
「食べながらでいいんだけど、ミツと何かあった？」
ぴたりと箸が止まる。
「裕太の様子もいつもと違ったし、太輔も変だった。何かあったと思うのが普通でしょ」
太輔は黙ったまま何も言わない。
「……ミツが好きなんだろ？」
そう言うと勢いよく顔を上げた。
「……なんで」
「見てたらわかるよ」
そっか、と小さく呟くように言った太輔は不安定にゆらゆら揺れているようだ。
「裕太とケンカでもしたの？」
ミツのことは言いにくいかと矛先を少し変えると、眉間に皺を寄せ難しい顔をした。
「ケンカ……なのかな。……わかんない」
「なんか言われた？」
「……北山に近づくなって言われた」
「裕太が？」
玉森がそんな直接的なことを言うとは思っていなかったから驚いた。
もしかすると玉森の中でも、何か感情の変化があるのかもしれない。
(あまり歓迎する変化ではない気がするけど)
でもそれも仕方がないことだ。
人間の感情なんてちょっとしたことで変わるし、一日一日時間は過ぎていくのだから。
太輔がミツを好きになったのも変化だし、もしミツが大倉くんを好きになったとしてもそれは仕方がない変化なのだろう。
「なんで近づくなって言われたの？ 何かしたから言われたんでしょ？」
「……」
言いたくないのだろう。太輔は口を閉ざしたまま開こうとしない。
「多分だけど俺、裕太がミツに近づくなって言った理由わかる気がする」
「……なんで？」
「太輔が教えてくれたら俺も教える。だから話して」
太輔は考えているようだったが、しばらくすると小さく口を開いた。
その内容に驚きと共に呆れてしまい、大きなため息を付いた。
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ちび(プロフ) - ありがとうございます、実はまた続編読みたいな、思ってました、お知らせくるの待ってますね⚪︎ (2023年3月21日 21時) (
レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ちびさん» ですし何かキリのいい数字になった時に続編を書くかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。この度はこんな長い話を読んで頂き、メッセージを頂き本当にありがとうございました。また読みにきてくださったら嬉しいです(*´-`) (2023年3月21日 21時) (レス) id: 4781cdc11c (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - なんかラブFKめっちゃ良いですよね、楽屋の話探してて見つけました、楽屋てちょっと覗いで見たいですよね💓で、きっとめっちゃうるさそうだし笑 FKを冷やかす弟組とか大好きです⚪︎ (2023年3月21日 21時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - めっちゃ引き込まれました、倉北ベタベタしてますもんね、ヤキモチ焼きFは私もよく妄想してます、倉優しいし関西弁で捲し立てる感じめっちゃ笑いましたありがとうです、勇気ないF可愛すぎましたわ、Kも早く言ってよ、てね (2023年3月21日 21時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ちびさん» 途中どうやって持っていこうかと悩みましたが最後の最後で動いてくれて良かったです。この話は色んな人が関わってくる話にしたので大変な時もありましたが沢山の方に読んで頂ける作品になったので嬉しかったです。ラブラブFKは書いてて笑ってしまいましたが楽しかった (2023年3月21日 21時) (レス) id: 4781cdc11c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ
| 作成日時：2019年6月27日 23時
