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部屋の行き来をするくらい仲が良いのかなんて、二人の話にじっと聞き耳を立てている自分が気持ち悪い。
どろどろしたものが胸に湧き出て、逃げ出したくなる。
正直、今までの俺だったら逃げ出していたかもしれない。
だがどうしても北山を諦めたくない。
北山との撮影もあったが会話は一切ない。
唯一、あの香水の匂いがしなかったのが救いだった。
雑誌の撮影は色々なペアで何誌も撮るから空き時間も多い。
北山が煙草を持って楽屋を出るのを追おうとすると、それより先に玉森が話し掛けた。
「みーつ、俺も行く」
「どうした、元気じゃん」
明るい声で言う玉森を北山が兄貴のような顔で見る。
それだけで胸がチリリと痛んだ。
「んー、昨日いっぱい寝たからかも」
「撮影が上手くいったとかじゃねーのかよ」
二人の雰囲気に入っていけなくて突っ立っていると、玉森が気付き「なんか用？」と聞いてきた。
「あ、いや」
「じゃあ、俺先に行っとくわ」
北山は俺が玉森に用があると思ったのか、横を通りぬけて行こうとする。
「北山っ」
思わず腕を掴んで引き留めた。
玉森が険しい顔をして近寄ろうとするのに、北山が「大丈夫だから」と言って俺を見た。
「なに？」
淡々と問う表情に怖気付きそうになるが、今言わないといけないと勇気を振り絞る。
「……話があるんだけど」
「…………じゃあ行こうぜ」
北山は俺の顔をじっと見たあと、そう言った。
ここではしにくい話だと分かってくれたことが嬉しくて、緊張しながら頷く。
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ちび(プロフ) - ありがとうございます、実はまた続編読みたいな、思ってました、お知らせくるの待ってますね⚪︎ (2023年3月21日 21時) (
レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ちびさん» ですし何かキリのいい数字になった時に続編を書くかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。この度はこんな長い話を読んで頂き、メッセージを頂き本当にありがとうございました。また読みにきてくださったら嬉しいです(*´-`) (2023年3月21日 21時) (レス) id: 4781cdc11c (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - なんかラブFKめっちゃ良いですよね、楽屋の話探してて見つけました、楽屋てちょっと覗いで見たいですよね💓で、きっとめっちゃうるさそうだし笑 FKを冷やかす弟組とか大好きです⚪︎ (2023年3月21日 21時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - めっちゃ引き込まれました、倉北ベタベタしてますもんね、ヤキモチ焼きFは私もよく妄想してます、倉優しいし関西弁で捲し立てる感じめっちゃ笑いましたありがとうです、勇気ないF可愛すぎましたわ、Kも早く言ってよ、てね (2023年3月21日 21時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ちびさん» 途中どうやって持っていこうかと悩みましたが最後の最後で動いてくれて良かったです。この話は色んな人が関わってくる話にしたので大変な時もありましたが沢山の方に読んで頂ける作品になったので嬉しかったです。ラブラブFKは書いてて笑ってしまいましたが楽しかった (2023年3月21日 21時) (レス) id: 4781cdc11c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ
| 作成日時：2019年6月27日 23時
