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「あ、もしかして最近ずっと断られなかったから落ち込んじゃった？」
「だから……」
「ミツは、いつでも太輔と食事に行けるように予定を空けてたんだよ」
「は？」
「気づいてなかったでしょ」
「え、どういうこと？」
「ミツが誘う度に空いてるなんておかしいと思ってたんだけど、大倉くんが誘ってもミツに断られるって言ってるの聞いてわかった」
確かにあの時おかしいとは思った。
だがそれが俺の為だなんて考えもしなかった。
「……俺の為に空けてたかなんてわかんないじゃん。それに例えそうだとしても、わただって」
「わかるよ。だってミツは太輔が好きだから」
「……っ」
思わず息を詰めた。
「好きって言われた？」
「え？」
立て続けに出た言葉に混乱して、ただただ渉を見つめる。
もしかして北山が言ったのかもと考えた途端、渉は笑った。
「ミツは言ったりしないよ。俺がそう思っただけ」
そんなに顔に出ているだろうかと思う冷静な俺と、なにを考えていいのかすらわからなくなっている俺がいる。
「振ったんでしょ？」
振った……のだろうか。
答えられない＝振ったことになるのか。
あの時の俺は、急な展開についていけなくてただ混乱していた。
なんで急になんて、北山は最初から俺が好きだから付き合いたいと言ってくれていた。むしろ半年も考える時間はあった。
それなのに俺は北山と、同性と付き合うということをきちんと考ていなかった。
端から無理だと選択肢にも入れていなかった。
北山には偏見はないと思いながら、俺はきっと偏見の目で見ていた。
付き合うという選択肢がなかったから友達になりたいと思い、それなのに北山からの愛情表現をもっと欲しがった。
北山は精一杯の愛情を俺に向けてくれていたのに。
目頭が熱くなってぎゅっと力を入れる。
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くらげ(プロフ) - makoanjyuさん» makoanjyuさん、いつもありがとうございます！Fさん言葉にはしない癖に無意識に行動しちゃうからいつも大変な事に(^_^;)Kさんに否定されTさんに嫉妬して心の嵐に翻弄されるFさんとT、Y、Oさん其々の想いがどう交錯していくのか移行後も見届けてもらえたら嬉しいです！ (2019年6月26日 1時) (
レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
makoanjyu(プロフ) - いきなりKさんにキスしちゃったFさん。相手に否定されて初めて味わう嫉妬と独占欲！大好物デス(//∇//)TさんのKさんに対する甘やかす様な抱擁を見てしまったFさん。何で見に行っちゃうかなぁ。そしてTさん良い仕事しますね♪もっと暴れてください♪(´ε｀ ) (2019年6月25日 23時) (レス) id: 7bd3afd279 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - さゆりさん» さゆりさん、初めまして！仕事後のご褒美にしていますなんて言って頂き私の方がご褒美を貰った気持ちです｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡これからもドキドキしてもらえるよう頑張りますので移行後もお付き合い願えれば嬉しいです(*´ω`*)コメント本当にありがとうございました！ (2019年6月25日 22時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
さゆり(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます。くらげさんのこのお話が凄く好きで、毎回更新されていると勝手に仕事後のご褒美にしています。笑 Fさんやっと気付いて毎回切なくもドキドキ読ませていただいてます。くらげさんの描くお2人がとても繊細で大好きです^_^ (2019年6月25日 15時) (レス) id: 6b1f7122fc (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - makoanjyuさん» makoanjyuさん、こちらこそいつもご丁寧にありがとうございます！香水を買ってから長かったですがやっとここまで来たかと…！少しずつ変化していく2人を細かく書きたかったのでそう言って頂けて本当に嬉しいです(；ω；)次の更新でガッと動くので楽しみにして貰えたら！ (2019年6月22日 2時) (レス) id: b17685444c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ
| 作成日時：2019年5月17日 0時
