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6話 ページ8

「意外と怒らないかもですよ?」

深澤くん甘やかしそうですもんと目黒が言うので

「だてさん」

「はい」

『あぅ!』

「Aはだてさんじゃないよ?」

案の定、連れてきたら怒られた
涼太の腕の中にはAがいる

「あのねだてさん、連れてくるのはまぁいいよ百歩譲って」

「…はい」

「仕事してる間どうするの?構ってあげる時間ないよ?」

「…俺もそう思うんだよねぇ」

「目黒とかに言われた?連れて行ってとか」

「…仰っるとおりです」

こうなると深澤に頭が上がらない涼太は
ちょっと凹んで、それを見たAが

『あぅ…』

ペちペちと涼太の顔を触るA

「なにA、慰めてくれるの?」

『あぅあぅ!』

「…ありがとうね」

そう言いながら微笑むと

「もう〜甘いんだから」

「いいじゃん可愛いは正義だよ」

「あのねぇ…」

『あぅあぅ〜』

深澤の方に手をバタバタし出すA

「ほらお姫様がそっち行きたいって」

はい、と深澤にAを抱かせる

『きゃっきゃっ』

「すごく嬉しそうだね」

「そうだけど…」

ゆらゆら揺れながらAをあやす

『んぅ〜…』

「眠たい?A」

深澤のあやし方がうまいのかウトウトしだしたA

『すぅ…すぅ…』

「寝ちゃった」

「ふっかが好きだもんなぁA」

眠ってしまったAの頬を撫でる涼太

「……でもいつかは覚悟決めないと」

「…わかってるよ」

そう言った2人の目は悲しそうだった

ーーーーーーーーーーーーー

それからまた月日は経ち
Aも6歳になり、屋敷を元気に走り回っている

『たっちゃーーーん!』

深澤が好きなのは変わらずで
仕事している深澤の元へ行こうとしたら

「はい、つっかまえた!」

『あぅ!』

ガシッとラウールに捕まってしまった

「ふっかさん仕事中だからダメだよAちゃん」

『むぅ…たっちゃん…』

もう目の前だった深澤の部屋の前で捕まりしょんぼりするA

「僕と遊ぼ!嫌?」

『……遊ぶ』

「よし!じゃああっち行こう!」

大きなラウールと手を繋いでその場を後にし
屋敷の広い中庭にやってきた

「ここなら走り回っても大丈夫だよ」

『らうも遊ぶの!』

「うん!いっぱい遊ぼー!」

Aに腕を引っ張られ連れていかれる
その光景はまるで年の離れた兄妹みたいだ

「何して遊ぶ?」

『んーらう抱っこ!』

抱っこぉ〜と、言いながらラウールに手を伸ばす

「っしょっと」

『たかーい!』

「僕おっきいでしょ!」

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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!猫めめ可愛いですよね! (2022年6月8日 23時) (レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです!めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらと | 作成日時:2022年5月29日 19時

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