10話 ページ12
岩本は急に飛んでその花畑の所へ行き
｢A！｣
その寝ていたのは間違いなくAで、すやすやまだ夢の中の様だった
｢よかったぁ〜…｣
見つかって安心したのか、気が抜けその場に座り込む岩本
｢照兄見つかった！？｣
｢おう、康二が見つけてくれたお陰だ｣
ほんとや寝てる！？と最初に見つけた本人は驚いてる
｢てかここなんだ…？こんな場所あったか？｣
やけにこの場所だけ光がさしていて
綺麗な花が咲いている
｢森は阿部くんが管理してるけどこんな場所あるって聞いたことないなぁ｣
なんやろなぁと呟いた時
｢A！！！｣
｢翔太！｣
翔太もこの場所が見えたのか、Aが見えて血相抱えて飛んできた
｢はぁ…はぁ…見つかったのか…｣
｢おう安心しな寝てるだけだ｣
岩本の腕の中で未だに眠るAを尻目に翔太は
｢こんなみんな必死に探してたのに寝てんのかよ…はぁ疲れた｣
ぼふっと花畑の中に倒れた翔太
｢お疲れ翔太｣
｢ほんとだよ…｣
｢俺あんな必死なしょっぴー初めてみたわ！｣
｢うるせぇ｣
でも心做しか翔太は嬉しそうだった
｢あ、Aちゃんいた！？｣
｢いたぞー涼太もお疲れ｣
少しして双子のテレパシーで伝わったのか
涼太も犬の姿で走ってきた
｢よかったぁ…じゃあ俺は佐久間達に伝えてくるからみんなはゆっくり戻っておいで｣
じゃ、先いくねとまた走り去っていった
｢俺達も戻るか｣
｢そうっすね｣
｢翔太歩けるか｣
ぐでっと未だに寝そべっている翔太に声をかける
｢大丈夫、歩ける｣
スっと立ち上がり
｢おいコラチビ起きろ｣
鼻でドシドシAの頭を擦る
『ん…っ…』
｢目が覚めたかいお姫様｣
『あれ…？ひーくんだぁ』
｢うん、康二と翔太もいるよ｣
ふぇ？と目を擦りながら3人を見渡す
｢なんでこんなところに寝てたんや？｣
『…あ、かくれんぼ』
｢かくれんぼ？｣
『うん…だいちゃんとかくれんぼしてたら…あれ？』
｢今度はどうした｣
辺りを見渡して祠が無いことに気づく
『ほこら…』
｢祠？この辺には神社とかないから祠なんてあるはずないんやけど｣
｢Aまだ夢の中にいるんじゃない？｣
可愛いなぁと岩本が頭を撫でる
『ほんとだもん…』
｢………とりあえず帰るぞみんな心配してる｣
翔太が背中に乗れと催促する
『あぃ…』
｢まだ眠そうだね｣
｢振り落とされねぇように捕まっとけ｣
その後阿部達と合流して
｢Aちゃん！｣
『だいちゃん！』
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
