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9話 ページ11

『んぅ〜来ないなぁ…』

阿部達の所から差程離れていないのに
中々佐久間が現れない

『だいちゃん来ないと眠いよ〜…』

地面に座り込んで体操座りで祠にもたれてしまい
そのまま眠ってしまった

ーーーーーーーーーーーーー

「おーい!Aちゃーん!」

「佐久間!いた?」

「それが見つからなくて…」

「ったくあいつどこ行ったんだよ…」

佐久間が30数えたあと、すぐに探したが見つからず、焦って阿部と翔太に伝えて
阿部は空から探せるように岩本と向井に言いに行った

「絶対遠くには行ってないはずなんだ!この森は阿部ちゃんが結界を張っててその結界の外には行けない」

「じゃあなんで見つかねぇんだよ…」

「それは俺にも分からないよ…Aちゃんは言うことちゃんと聞く子だし」

佐久間が不安そうな顔をすると、翔太も普段見せないような焦りと不安が顔に出ていた

「翔太!Aちゃんが居なくなったって聞いたんだけどほんと?」

そこへ、涼太が駆けつけてくれた

「ほんとだ」

「…分かった、俺も探すよ」

いつもはしっかりしている涼太も事の事情を聞くと動揺していた

「俺は西を組まなく探してくる涼太は東、佐久間」

「…何?」

「お前は少し休んでろ」

「でも…!俺が遊ぼうって言ったのに…」

「その足でまだ探す気か?」

「!」

見ると佐久間の足は履いていた袴も足袋もドロドロに汚れていて
枝とかに引っ掛けたのか破れている箇所も多々あり必死に探していたのが分かる

「俺と涼太が探す、絶対見つける」

「…うん」

「佐久間は阿部ちゃんと一緒にいて?もしかしたら帰ってくるかもしれないし」

「うん!待ってる!」

よし、と双子はグータッチして犬に変わり
爆速で探しに行った

その頃、天狗組は

「康二ーいた?」

「ぜんっぜん見つからないっす!」

「マジか…この狭い範囲の森でいなくなるなんてな…」

阿部がした結界の範囲は屋敷の広さと変わらない
だから余計に分からないのだ

「…もしかして攫われたとかないんかな」

「一理あるかもしれなぇけどこの村の妖怪たちはみんな仲良いし、人間が来たとしても入口はここより数キロ先だ」

「そうやんなぁ…」

バサバサ飛びながら見渡すが見つからず木の上に降りる

「Aは素直で良い子やからどっかに行くってことは…ん?」

「どした康二?」

「あれ…」

向井が指を指した方を見ると、花畑のような所がありそこに誰か寝ていた

「!もしかして!」

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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!猫めめ可愛いですよね! (2022年6月8日 23時) (レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです!めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらと | 作成日時:2022年5月29日 19時

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