庶務30 ページ32
｢こんにちわ！｣
｢なにやら盛り上がってるみたいですね｣
｢なんの話してるんですか？｣
今日はミコちゃんが遅れるので私と四宮先輩、藤原先輩の3人で生徒会室に来た。
先にいた男子二人組はどうやら漫画の話？してるよう
｢それでなんか嬉しそうなんですね｣
｢まぁ嬉しいんだけど、好きな漫画のアニメが観れるってなれば...なぁ石上｣
｢いや僕は観ませんけど｣
あ、今絶対会長のこと裏切った
僕はただのゲーム好きであって別にオタクじゃない、と主張する石上くん。会長の顔はどんどん絶望に満ちてく
｢へー会長ってアニオタさんなんですね〜！｣
アニオタ、かぁ。私もアニメはあんまり見ないしうちの妹はアニメじゃなくてジャニーズだからあんま分かんないや
｢だから違うんだよ...｣
｢別に隠すこと無いじゃないですか〜変わった趣味の1つ誰だって持ってますよ！｣
｢そうですよ。生徒会の皆さんは趣味に対してそんな否定することありませんよ｣
そう言うとまた曇った表情をする会長
四宮先輩に何か言われると思ってるのかなあ
｢質問です！どうして皆目がすっごく大きくて小学生みたいな顔立ちしてるんですか？なのになんで胸だけは大きいんですか？なんでめちゃ高い猫なで声で喋るんですか？｣
.......先輩に言うのは失礼かもしれないけど...藤原先輩は鏡見た事あるのかなぁ...
｢あの...アニオタってなんですか？｣
あ、四宮先輩知らなかったんだ。道理で黙ってたわけ...
藤原先輩はすっごい偏見的なのを彼女に教えた
｢会長...アニメのキャラと結婚したいんですか？｣
｢いやありえないだろ架空のキャラを好きになるとか｣
なんかよくわからん持論を立てていたら今度は石上くんが拗ねた。もうよく分からん
あ、会長がキレた。オタクオタク言ってる
｢月永は！！｣
｢あ、ニセコイとか見ますよ｣
｢それ俺でも聞いたことないぞ！1番オタクじゃないか！！｣
えー...人気だったのに
｢皆アニオタなのに何故上下を付ける！！何故いがみ合う！何故信じ合えない！｣
全員床に正座させられた。
｢別に好きな漫画がアニメ化して喜ぶことはおかしくないよな！？｣
｢はい！おかしくないです！｣
｢じゃあ喜べ！｣
｢アニメ化ばんざーい！！｣
この後永遠と言わされたのであった。
｢伊井野が好きなアニメは！！｣
｢えっ...？マ...マイメロです！！｣
彼女が1番可愛いかった
【本日の勝敗】
白銀の勝利
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作者名：ひ x他1人 | 作成日時：2020年5月11日 23時
