22,哀れな少女の欲求 ページ22
彩side
「何、です…か。
…原田さんの高校は浜田じゃなかった？
どうして貴女が此処に居るの。」
半端ではなく鳴りまくる心臓。
一方、原田優華は冷酷かつ余裕の表情。
「これからKZの集合なのよ。
だから皆を迎えに来たの、それが何か？」
��KZの集合�瓠�
…そこは本来、私が居るべきだったのに。
「…その顔、何よ？」
渇いた笑いを浮かべる原田優華。
「私より劣っているアンタが、
認められて素敵な居場所がある何て…
そんなの、あって良い訳ないでしょ？」
正直、言われている意味が分からなかった。
原田優華も認められていたじゃないか。
原田優華も素敵な居場所だったじゃないか。
どうして私何かに嫉妬しているのだろう。
「……貴女はどうして…
自分をそんなにも不幸だと思っているの？」
瞬間、原田優華の端正な顔が歪んだ。
明らかに取り乱していた。
「…とにかくっ、KZの皆は私のものよ！
立花に帰ってくる場所何て無いのよッ！！」
後ろを振り向き、走っていく。
この時の私はまだ知らない。
原田優華がどれほど哀れな少女なのか。
知るはずも無かった。
自分とKZを抱えるので精一杯だったのだから。
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くらげ - 感動しました。これからもこのような作品を作ってくださると嬉しいです！ (2023年2月18日 12時) (
レス) @page32 id: c446d0bf5d (このIDを非表示/違反報告)
カツ丼☆(プロフ) - 壊れたスピーカーさん» 全然そんなことないです笑笑ありがとうございます！！他のも読んでもらえているとは…少しずつ更新したいですね() (2022年10月16日 11時) (レス) id: b4cd736536 (このIDを非表示/違反報告)
壊れたスピーカー(プロフ) - やっぱカツ丼☆さんって天才だぁ…。他の作品、沢山読ませていただいてます！これからもがんばってください！ (2022年10月15日 17時) (レス) @page2 id: 3c04f60cac (このIDを非表示/違反報告)
カツ丼☆(プロフ) - 未麗さん» コメントありがとうございます！こんな拙い小説を何度も読んでもらえるなんて嬉しいですっ！！ (2022年9月11日 11時) (レス) id: b4cd736536 (このIDを非表示/違反報告)
未麗 - 感動しましたしました〜(T ^ T) 応援してます！！これからも頑張ってください！！（この作品を何度読んだことか笑） (2022年9月7日 18時) (レス) @page32 id: b90353cff2 (このIDを非表示/違反報告)
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