★個性的過ぎるメンバー ページ23
彩side
「遅れてごめんなさいっ!!」
恐る恐る粗いガラスの扉を開け、意味も無くキョロキョロと中を見回す。
だって新鮮過ぎてドキドキするもん。
「彩ちゃん、もう来たの?早いね!」
…は?
私は驚いて時計を眺めるけれど、やっぱり現在の時刻は10時4分。
集合時間は10時のはず…。
「…あの、何で結さんしか居ないんですか?」
そう訊くと、瞳の明るい茶色をより一層輝かせて美しく微笑む結さん。
「だってアイツらマイペースだもの。30分以内に来れば上出来だよ。」
私は前のめりにずっこけそうになった。
いやいや、マイペースにも程があるっ!!
そう思ったけれど、結さんが全く気にせず本を読んでいたので 私も気にしない事にした。
(因みに結さんが読んでいる本は『一獲千金のコツ〜金を誰よりも儲けたい貴方へ〜』)
〜集合時間から18分経過〜
「やったぁ、凄い早く着いた〜っ!結も彩ちゃんも褒めてよ〜!」
結さんは本を読みながらも慣れた手付きで乱雑に苺さんの髪を撫でる。
「ワー、エライエライ(棒)」
「えっあの…あ、偉いです…」
明らかに棒読みの結さんと、激しく動揺する私を見て、苺さんは満足そうに笑った。
〜集合時間から26分経過〜
「ねぇ、これ旨いよ、食べる?」
音さんが掲げているのは、何処で売られているのか見当も付かないガ〇ガリ君卵かけ味。
「食べる奴キ●ガイだな(低音ボイス)。
それ、見るからに美味しくないでしょ〜。」
「何その味…ネタ切れじゃないの?100%不味いパターンよね。」
…うん、本当のとこ、私も美味しくはなさそうだと思ったけどね。
「んーん、美味しいよ。私の大好物。」
「それなら食べもの全部大好物でしょうが、よく言うわ。」
〜集合時間から43分経過〜
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!俺、登場っ!!」
最後の最後に、扉を蹴っ飛ばして現れたのは柚さんだった。
「遅すぎよ。何してたの?」
そーだそーだと頷く苺さんと音さん。
いや、お二人も充分遅いと思うけど。
「絡んできた不良ボコってたっ!!」
柚さんの端正で綺麗な顔にほんの少し返り血が飛び散っている事に、私は恐怖を覚えた。
「さて、全員が集合した所で!」
結さんが横長のテーブルをバンと叩いた。
「…Cloverの作戦会議です。」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
この話は、皆の個性を見せたかっただけ★
飛鳥、後はよろよろよろ←??
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カツ丼☆(プロフ) - シルクロックさん» ありがとうございます!!尊敬なんて私には分不相応ですよ() 小6なんですね、後輩〜!!(( (2021年4月19日 16時) (レス) id: 7c81b8cb96 (このIDを非表示/違反報告)
シルクロック - 面白いです!読んでて楽しい!カツ丼さん、尊敬しますっ!(あ、あと私小6なので年上ですね!先輩!ww) (2021年4月18日 17時) (レス) id: c954b48120 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - カツ丼☆さん» 一緒に頑張ろうね (2019年10月28日 19時) (レス) id: 99d31647df (このIDを非表示/違反報告)
カツ丼☆(プロフ) - 朱雀さん» ありがとーございます!嬉しいです!なるべく頑張りますっ(飛鳥が)!←←← (2019年10月28日 17時) (レス) id: 7c81b8cb96 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月28日 6時) (レス) id: 3c6777bc56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ