157. 無邪気じゃない私 ページ7
ﾄﾞﾗ「A！」
『なに、？』
ﾄﾞﾗ「置いていくな、寮まで送る」
『ありがとう、』
ドラコは焦って追いかけて来て、手を握ってくれた
『ねぇ、ドラコ』
ﾄﾞﾗ「なんだ」
『フリージアの花言葉って無邪気だったよね』
ﾄﾞﾗ「それが、どうした」
『私、フリージアに似合う女の子じゃなかったみたい、無邪気なんて素敵な言葉似合わなかった、』
ﾄﾞﾗ「お前はフリージアが似合う女性だ、毎日笑顔で太陽みたいな存在だろ、？」
『でも、私は呪われてるんだよ？……太陽でもなんでもないよ』
ﾄﾞﾗ「……ちょっと来い」
ドラコは私の手を引き、ホグワーツの城外へ連れて行った
『なに、どうしたの？ヒッポグリフにでも会いに行くつもり？笑』
ﾄﾞﾗ「ここなら誰もいないな、」
ドラコは杖を取り出して、呪文を唱えた
ﾄﾞﾗ「フロス・クレアーレ」
すると、フリージアの花が杖からポロポロと落ちてきてまるでお花のシャワーを浴びてるみたいだ
『うわぁ、すごっ！どうやったの！？』
ﾄﾞﾗ「……やっと笑ったな」
『え、？』
ﾄﾞﾗ「……あの時、辛かったんだろ、だからダンブルドアの部屋を黙って出て行った」
『あー、うん、何か頭がパンクしそうでさ、』
ﾄﾞﾗ「1人で抱え込むなよ？……これからは僕がお前の1番の味方になるから」
『うん、ありがとう、』
やっぱりホグワーツを離れたくないな、ハリー達とも会えないし、ドラコが近くにいないのが不安だ
『ドラコ、その呪文私もやりたい』
ﾄﾞﾗ「いいぞ、特別に教えてやるよ」
【フロス・クレアーレ】
花を咲かせる呪文。開花時期など関係なく花を咲かせる事ができるので魔法界の花屋さんで用いられる
魔力によって咲かせられる花の量や、種類が変わってくる。一般的には花束を作る程度が限界だと言われている。
『よし、！……フロス・クレアーレ！』
私が呪文を唱え、杖を一振りすると、杖からフリージアの花びらがヒラヒラ落ちてきた
『え！？これだけ！？』
ﾄﾞﾗ「最初はそんなもんだろ笑 慣れていけば花束ぐらい作れるようになるさ」
『じゃあ、家にいる間この呪文の特訓しようかな』
ﾄﾞﾗ「……そうだな」
『何ヶ月ホグワーツを離れる事になるんだろうね』
ﾄﾞﾗ「シリウス・ブラックが捕まればすぐ戻ってこれるさ、Aの体調次第でな」
『呪いってどうやったら無くなるんだろうね』
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作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2022年1月15日 5時
