147. 朝と夜 ページ47
その時、マクゴナガル先生が手を叩いた
マク「皆さん、就寝の時間です、速やかに自分の場所へ行き眠りについてください」
セオ「今日Aは僕の隣で寝るんだ」
ドラ「……勝手にしろ」
ドラコは怒った様子で自分の場所へ行ってしまった
ハリ「僕達も向こう行くよ?」
ロン「何も出来なくてごめんな、」
『大丈夫、2人共ありがとね』
ハリーとロンも自分の場所へ行ってしまい、私とセオリだけになった
私は静かに横になった
セオ「……僕、本気だからね」
『え、?』
セオ「おやすみ、A」
セオリはそう言って眠ってしまった
次の日の朝、目を覚ますとまだ生徒達は寝ていた。
先生たちはおらず、静かな朝だ
『あれ、あそこって、』
1つだけ布団が空いていた、恐らくあそこはドラコが寝ていた場所だ、隣がクラッブとゴイルだし
私は体を起こして、広間の扉をゆっくり開けた
『おはよう、ドラコ』
扉を開けてすぐの所にドラコがタオルケットを掛けて座っていた
ドラ「お前、起きたのか」
『うん、目覚めちゃって』
ドラ「そうか、」
『隣座ってもいい?』
ドラ「……やだ」
『え、なんで』
ドラ「嫌なもんは嫌だ」
あー、こりゃ昨日のセオリとの事で拗ねてるな、あの時結構怒ってたみたいだもんな〜
『昨日の事、ごめんね』
ドラ「……本当に悪いと思ってるのか」
『思ってるよ!でも、あれには理由があって、』
ドラ「理由?僕が納得する理由だろうな?」
『……ドラコにヤキモチ妬いてほしくて、』
ドラ「ヤキモチ?」
『最近ドラコが1年生にモテてるから、ちょっと仕返し的な、』
ドラ「はぁ……、そんな事のために僕はこんな思いをしたのか、くだらない」
『くだらないって、私だってドラコが女の子と仲良くするの見てて辛かったもん!』
ドラ「……嫉妬してないんじゃなかったのか?笑」
『あ、……してないわけ、ないじゃん』
ドラコはニコッと笑い、私の手を引いた
ドラ「隣座れ」
『ありがと』
ドラ「……セオリ・ライアンの事、パーキンソンから少しだけ聞いた」
『セオリの事って?』
ドラ「お前の事好きらしいな、あいつも」
『あー、らしいね』
ドラ「そんな男の近くにAを置いていたくない、心配だった」
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2021年12月28日 12時