限界ヲタクが転生しました。【3】 (ページ11)

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111. この先の運命ページ11

私は家に着くなりソファーに腰かけた

『久しぶりのショッピングは疲れるなぁ』

ﾄﾞﾗ「あぁ、そうだな」

『でも、ドラコのために服選んであげるの楽しかったからいいんだけどね』

ﾄﾞﾗ「僕は疲れたぞ」

『あはは、だろうね笑』

時計を見るともうお昼だった、お腹が空いたし何か食べたいな、ピザでも頼もうか…

『ドラコ、ピザって食べれる？』

ﾄﾞﾗ「食べれるぞ」

『じゃあピザ頼も！お腹空いた！』

ﾄﾞﾗ「調子に乗って何枚も頼むなよ？」

『そんなに馬鹿じゃないよ』

ﾄﾞﾗ「朝痛い目見たろ」

『……はい、』

私は受話器を手に取り、ピザを頼んだ

ドラコが調子に乗って枚数頼むなって言うからLサイズを5枚で我慢してやった

『ピザ楽しみだなぁ♪』

ﾄﾞﾗ「お前は我慢して5枚なのか、しかもLを」

『私は大食いなのです』

私は大きめのソファーに寝転がった

ﾄﾞﾗ「服シワになるぞ」

『母親みたいな事言わないで笑』

ﾄﾞﾗ「せめて父親だろ」

『……ドラコはさ、私の事、友達として見てる？』

ﾄﾞﾗ「何だ急に」

『私はねドラコの事好きだよ、友達としても推しとしても大好きだよ』

ﾄﾞﾗ「……そうか、」

『でもね、最近変なの、自分の気持ちが全然分からないの』

ﾄﾞﾗ「何が言いたいんだ」

私は起き上がり、1人がけのソファーに座っているドラコの目の前に立った

『ドラコは、これから先私じゃない誰かと結ばれる運命なんだよ』

ﾄﾞﾗ「え、？」

『それでも私はドラコの近くにいれるなら、その運命を受け入れるよ』

ﾄﾞﾗ「さっきから何を言ってるんだ、？」

私はさっきから何を言いたいんだろう、ドラコにこんな事話しても未来は変わらない

そんな事はわかってる、でも、心のどこかで彼が私を選んでくれるんじゃないかと思ってしまう

将来、アストリアと結婚して子供を授かる、その道を彼は歩まなきゃいけない

『それは嫌だなぁ……笑』

ﾄﾞﾗ「A、どこか具合いが悪いのか？」

『ドラコの気持ちが知りたいよ、私の事どう思ってるの、ドラコにとって私はただのヲタクなの、？』

ﾄﾞﾗ「……A、少し寝た方が、」

すると外で車が止まる音がした

『パパの車の音だ、帰ってきたんだ』

ﾄﾞﾗ「みたいだな、」

『ごめんね、変な事聞いて、今の全部忘れて』

焦ってしまった。自分の気持ちを優先して、ドラコの運命から目を背けてしまった、自分でも理解してるのに、ドラコは私を好きになっちゃいけないって