限界ヲタクが転生しました。【3】 (ページ21)

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121. 2人きりページ21

『もう、大丈夫みたいだね』

ｸﾗ「ふぅ、気疲れしたよ」

ｺﾞｲ「お菓子達が冷えきってる、」

『ドラコ大丈夫？』

ﾄﾞﾗ「…あぁ、」

『顔が真っ青だよ？そんなに怖かったの？』

ﾄﾞﾗ「べ、別に怖くなんかない！」

『嘘つけ、手が震えてる』

ﾄﾞﾗ「うるさい、！」

ドラコは拗ねたのかぷいっとそっぽ向いてしまった。超絶可愛いんですけど、何なのこの生き物

ﾄﾞﾗ「シリウス・ブラックが脱獄したって話、クラルスさんから聞いたか？」

『聞いたよ』

ﾄﾞﾗ「僕もあの日の帰りに聞いて驚いたよ、凶悪犯を逃がすなんてアズカバンはどうなってるんだ」

『まあ、確かにそこを疑っちゃうよね』

シリウス、今頃どうしてるかな、学校が始まったら会える機会が無くなるから協力しようにも、難しいかもしれない…

『あ、ハリー達大丈夫だったかな』

ﾄﾞﾗ「そんなの知るもんか」

『ハーマイオニーもいるし大丈夫だよね、』

ｸﾗ「ゴイル、またお菓子買いに行こうぜ！」

ｺﾞｲ「そうだな、冷えきったクッキーなんて嫌だもんな！Aも行くか？」

『私は残ってる、2人で行ってきな』

クラッブとゴイルはお菓子を買いに行ってしまった。コンパートメントの中は甘い匂いがプンプンする、そしてドラコと2人きり

ﾄﾞﾗ「2人きりになるのも久しぶりだな」

『そうだね、あれ以降会ってないもんね』

ﾄﾞﾗ「シリウス・ブラックが彷徨いてるからって父上が外に出させてくれなかった」

『うちもそうだよ、パパとママが絶対出るなって』

ﾄﾞﾗ「お前は特にハプニングに巻き込まれやすいからな、2人とも警戒してるんだろ」

実はもうシリウス・ブラックとなかよくしちゃってるんですよね、ハプニングに巻き込まれに行ってるんですよね……なんて言えない

『……ダンスのパートナーさ、パンジーがいたら踊ってた？』

ﾄﾞﾗ「どうしてそう思う」

『今年はパートナーが見つからなかったから踊らなかっただけって、さっき言ってたから』

ﾄﾞﾗ「僕はお前以外と踊るつもりはない」

『でも、パートナーが見つかれば踊らなきゃいけなくなるじゃん』

ﾄﾞﾗ「今年はAが来ないって聞いてダンスの時間を無くしてもらったんだ」

『……ドラコは私の事好きなんだね』

ﾄﾞﾗ「だったら何だ」

『実感ないからさ、本当にドラコは私の事、女の子として好きなのかなって、』

ﾄﾞﾗ「だからあの時口にしとけばよかったんだ」

『それは段階があるじゃん』