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73. モテた覚えない ページ23

『ロン!ハーマイオニー!ハリーの腕どうなった?大丈夫だった?』

ロン「ロックハートがハリーの腕の骨抜いちゃったんだよ。余計な事するよなあいつ」

ハー「先生もハリーの事を思ってやったのよ、きっとわざとじゃないわ?」

『まあ余計な事をしたのは事実だね』

ハー「ハリー、早く治るといいわね、」

『うん、』


ハリーの腕が早く治る事を願う。

そう言えば、今日コリンが医務室に運ばれる、彼を助けたいが、私が今コリンを助けたら、未来が変わってしまう。


ハー「A?大丈夫?」

『へっ!?な、なにが?』

ハー「少し悲しい顔に見えたから、」

『全然大丈夫だよ!』

ハー「そう?ならいいんだけど…」

ロン「またフリントに何か言われたりしたの?あるいはマルフォイに」

『フリントには会ってすらいないよ、マルフォイとは、その、色々あった、かな』

ロン「…何でそんなニヤニヤしてるの、?」

『あはは、はは、』

ハー「Aって不思議よね、あんな男のどこに惚れるのか、私にも分からないわ」

『皆がドラコの優しさに気付いてないだけだよ』

ロン「僕、Aとマルフォイの"色々"がすごく気になるんだけど」

『あれ?ロンには話してないんだっけ?』

ハー「この子、マルフォイの誕生日パーティーにお呼ばれしたのよ。夏休みの初め頃に」

ロン「マルフォイが?いくらAだからとは言え、グリフィンドールの生徒をマルフォイが歓迎するなんて想像も出来ないよ」

『パパとルシウスさん、昔からの友達なんだよ。パパもスリザリンの生徒だったからさ』

ロン「Aのパパって、アヴニール・クラルスだろ?僕のパパも魔法省で働いてるから話を何度か聞いた事があるけど、元スリザリンの生徒とは思えないような優しい人だよ」

『私も初めて聞いた時は驚いたよ』



ハー「マルフォイは、あなたの事どういう風に見てるのかしら?」

『え?どういう風にって?』

ハー「Aはマルフォイが"推し"なんでしょ?マルフォイはあなたからの好意をどう思ってるのかって話よ」

ロン「そうだよ、Aの事何人もの男子が狙ってるんだぜ?裏ではマルフォイとめちゃめちゃ仲良いですなんて知ったら、きっと3日は寝込むよ」

『ちょっと待って、私モテた覚えない』

ロン「僕が毎日何人の男子生徒から君を紹介してくれって言われてるか知ってる?平均で3人だよ!?毎日3人!」

『私のせいじゃないもん』

ハー「それもそうね」



ロンは呆れた顔で私を見ていた

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作者名:キクラゲ | 作成日時:2021年12月24日 1時

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