20. 仲直り(?) ページ20
少し歩いた所でマルフォイが止まった
相変わらず私は彼の顔を見れない
ドラ「膝大丈夫か、?」
『え!あ、だ、大丈夫、です』
ドラ「歩けるのか?」
『は、はいっ!』
ドラ「…そうか」
マルフォイはまた歩き出した
彼の歩幅はこんなに小さいのだろうか、それとも私の歩くスピードに合わせてくれてるのだろうか
『あの、マルフォイ、さん』
ドラ「なんだ」
『怒ってますか、?』
ドラ「なぜそう思う」
『…私が、昨日逃げたから、』
ドラ「…さぁな」
ぜぜぜ、絶対怒ってるじゃぁぁん!
そりゃ悪いとは思ってるけど、何回も倒れてたら私の血の量がもたないよ、
でも、大好きな推しが今目の前にいるのに、自分の名前を呼んでもらえるチャンスなのに、ヲタクとしてこのチャンスを無駄にしていいのか、!?
『あのっ!!!』
私はその場で立ち止まり、マルフォイに呼びかけた
彼に嫌われたくない、その一心で
『私、Aって言います!』
目を見るだ!彼の目を見るんだ!顔を上げて、!
勇気をだして顔をあげようとした時だった
『ふぐっ、!』
片手で顔を無理矢理持ち上げられた
ドラ「人に挨拶する時は目を見て言うんだ、相手に失礼だぞ」
『…ひゃい、』
ドラ「よろしくなA」
名前を、呼ばれた、
今まで画面の中にいたマルフォイが私の名前を、
体全体に熱が伝わり、顔が真っ赤になった
ドラ「ははっ、なんだその顔」
スマートに私の顔を持ち上げられ、名前を呼ばれた。11歳にしてはレディーの扱いに慣れている
こんの、マセガキ、!
私は心の中でそう叫んだ
ドラ「医務室に行くぞ」
『え、あ、はい、!』
そうだ、私両膝怪我してたんだ
色々ありすぎて忘れていた
ドラ「ほら、早くしろ」
『あ、ちょっ、待って!』
ドラ「おい!走るな!また転ぶぞ」
『私、これでも運動神経はいい方です』
ドラ「笑わせるな」
『さっき転んだのは、ろ、ローブのせいです…』
ドラ「君の体にそのローブは大きすぎるだろ」
『マクゴナガル先生が用意してくれたので、我儘は言えないじゃないですか』
ドラ「まあいい、……それより、敬語を使うな」
『え!でも、』
ドラ「…ポッター達には普通に話すじゃないか」
『そ、そうですけど、』
ドラ「なら僕とも普通に話せ」
推しに対して馴れ馴れしくタメ語で話してもいいのですか?ダメですよね?無理ですよ?
『が、がんばる…、ます』
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レンキ - 面白いです! (2022年1月20日 6時) (レス) @page5 id: cd8884a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2021年12月20日 1時