＊どりーむどーむ＊

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お、やってる



会場入りして、今はカープの練習中



ちなみに、席はライトの最前列。めっちゃいい席！



わ！目の前に堂林くん！


今日はライトなのかな？って思ってたその時




ぴーーー！



丸のホームランだ！



ボールの行方をたどると、小さな男の子


マズい！


『危ない！！！』


守るように男の子を抱きしめた






堂林side



カーン



お、丸さんホームランだー



『危ない！！！』


え？



スタンドを見たら、女性が倒れていた



『っつ…………』バタッ



やばい！倒れた！！


堂「大丈夫ですか？！しっかりしてください！」


スタンドに飛び込んだ


よほど痛いのか、顔をかなりしかめて、頭を抑えている



『いった………って、堂林、選手？』


目が虚ろな状態で、問いかけてきた


堂「そうです。とりあえず、医務室に運びますね」



俺はそういってグローブを投げ捨てた



『いえ、いいですよ！そんなことよりグローブが！！』


彼女は勢いよく立ち上がり、グローブを拾った



堂「ちょ、あの、『このグローブ危ないですね。このままだと修復不可能になりますよ？』………へ？」



堂「あの、あなたは………？」


『あ、すみません。私は………』


ふらっ


堂「危ない！！！」


あれ？意識、もしかして………ない？！



医務室！！







医務室の先生が言うには、目立った異常は見当たらないらしい



はぁ、良かった



でも、この人どっかで………


丸「ドウ、目、覚めた？」


心配そうな顔をして、丸さんが入ってきた



堂「いえ。でも、異常はないようですよ？」


丸「そっか………」


堂「あ、丸さん。この女性、見たことありません？」


丸「ん？………どっかで見たことあるかも」


コンコンッ



コーチが入ってきた



コ「目、覚ましたか？て、あ」



『ん………？ここは……』



コ「あ？ナッツか？」



『コーチ！お久しぶりです！！』


丸「コーチ、知り合いなんですか？」



コ「知り合いもなにも、カープのグローブ専門スタッフだぞ？」


「「『えぇ！！』」」


コ「えぇ！って来月からお前のはずだけど」


『聞いてないです！！』


コ「とりあえず、自己紹介しとけ」


『あ、はい。宮澤夏稀です！そういえば、堂林選手』


堂「は、はい」



『グローブは選手皆の相棒です。大切にしてくださいね？』ニコ


そう言って笑った君を、パートナー(相棒)にしたいと思った俺は



おかしいのかな




これから楽しみだ

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