夜兎キョーダイの次男はよく寝る子【銀魂】

第二十九訓〜八〜 ページ9

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四方八方からウネウネ触手が伸びてくる

斬っても斬っても

沸いて出てくる伸びてくる生えてくる


葵「人はいないか………」


一応 警察の仕事してんだから助けてやらないといけない

神楽もお人好しだからきっとしている

合流して一緒に行動したいところだが……


葵「全っ然見つからねぇ…‼」



一瞬


一瞬神楽が見えた

戦ってはなく血を流して 目を閉じている



葵「クソッ」

ザシュッ


視界を塞いだ触手を刀で刺して斬り刻む

父さんの姿も見られた

しかし

神楽達にエイリアンが襲い掛かろうと

迫っている

止めたいが


葵「刀じゃ届かなッ」


咄嗟に刀を終い 番傘から弾をぶっ放す

ガガガガガガガガガガ



ギリギリで止められた


星「葵華‼」

しかし父さんの顔は絶望が似合うような表情


葵「⁉触s」



バコンッ


この前父さんにやられた傷に触手の攻撃が食い込む


葵「ウグッ…」


父さんより重く大きく……俺の身体に入った


ドサッ






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船に落ちて 俺の身体から驚くほど血が溢れる

あの二人の方を見ると




葵「神楽っ」




触手に巻かれて連れてかれそうになっている

葵「(まだ…弾は残ってるか？)落ちろ…」



ガガッ

カチカチカチ

葵「ッチ…無いな」


残り二発を撃ち込む



しかし、ちゃんと定めていないせいか 掠る程度のものだった




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・




葵「ヤベェ…な…」


神楽を助ける事に集中してしまった

俺の周りには大きな触手が何本もあった


重い身体を無理矢理…ゆっくり立ち上がらせる

葵「ああ…持って来て良かったぜ……」


チャキ


ベルトの腰から脇差を取り出す


葵「あんまり使ったことは無いが……結構 軽いから良いんだよな…」


軽くポンポン投げて


構える


葵「俺は神楽に用があんだよ」


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ザンッ



葵「邪魔だクソエイリアン」



少し跳んで

コンパスのように身体を軸にして

二振で一気に全ての触手をぶった斬った


すごい綺麗に斬れたな…て自分で思う



葵「ん？銀さん 来たんだ…」

父さんと一緒に神楽を掴んでいる触手にしがみついている



あ…

またもやひらめく


今日の俺は冴えている



銀さんと父さんには悪いが使わせてもらおうか…



多分 俺は今 悪い事考えてる時の神楽と

全く同じ顔をしているな…



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