検索窓
今日:18 hit、昨日:13 hit、合計:72,807 hit

第三十五訓〜六〜 ページ46






葵「よっと…」

銀「…お前…軽く_」

葵「黙れ」


ブシュッと音で銀さんが悶える

「うガァアアアアアア!目がァアあ!」と行ってるが

腹がたったのでしょうがない。

俺の人差し指と中指でぶっ刺してやった。


葵「ったく…」



内心 腹を立てつつ刀を鞘に収めた

今は真選組なので番傘ではなく、漆黒の鞘だ。




ドドドドドドドドドドッ



新「銀さん!葵華くん!」

腹に響くような足音と新八の声。

わかっている。定春が迫っていることは



葵「銀さん。いいな?」

銀「え?何が?」


どうやら治った銀さんに『合図』

ドンッと大きく飛び跳ねて大きな影が俺たちを覆った。


__来る。




定「ガァアアアアアア!」

葵「歯ァ食いしばれよ!」


鞘に収めた刀で定春を殴った。

風圧で辺りに影響が出るので銀さんに合図を送ったのだが。



銀「うおあぁあ!?」

葵(…………。知らね。)


あっさり飛ばされた銀さんはほっといて『殺る気』で

定春と交えることにした。



定「う“う”う“っ」


ギギギと鈍い音が鞘と大きな爪から鳴る。



葵(重い…やっぱり夜兎の力を_)







ドクン。



定「ガァァア!」


葵「っっっ!」



心臓が波打った瞬間。

体が『拒否反応』を起こして力が弱まった。


それを見兼ねて定春が追い打ちをかけ、俺を殴る


派手な音を立てて瓦礫に埋もった。


脇腹が熱い

生暖かい液体が流れるのがわかる。




葵「ッチ…………。(夜兎の力は無理か。戦場で使うとなると…)


!?」



プルプルと手が震え出して止まらない

こんなに臆病だった記憶はないんだがな。




葵「情けねェな」




銀「ピーヒョロピ!」


ん?



銀「ピーヒョロ!」


葵「何。あの生物。」



笛の音がした方向を見ると

巫女女の片割れと銀さんが笛で繋がってる。


あれ、二酸化炭素を交換してるだけだろ。

虫の息だ。



新「葵華くーん!早くこっちに!」


どうやら球場に誘い込むつもりらしい。

みんながこぞって入って行ってる。


後ろで神楽が銀さんたちの笛を割ったのはいいとして。



俺は若干、蹌踉めきながらも立ち上がり

みんなより遅れて球場に入った。



第三十五訓〜七〜→←第三十五訓〜五〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
125人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

餅原 葵(プロフ) - 書き忘れていましたが、久々の更新です。すみませんでした…。最近はヒロアカの方ばかり考えていたので… (2018年5月11日 23時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - 最近は調子がいいので沢山更新して行きます。楽しんでくれたら嬉しいです。 (2017年11月13日 11時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
kuro - 続編おめでとうございます。これからの話も楽しみにしてます! (2017年11月13日 11時) (レス) id: 6c3a526fbd (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - ありがとうございます。頑張ります。 (2017年11月12日 17時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 続編おめでとうございます。葵華のキャラが好きです!更新頑張って下さい!! (2017年11月12日 16時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水縹 葵 | 作成日時:2017年11月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。