第三十五訓〜六〜 ページ46
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葵「よっと…」
銀「…お前…軽く_」
葵「黙れ」
ブシュッと音で銀さんが悶える
「うガァアアアアアア!目がァアあ!」と行ってるが
腹がたったのでしょうがない。
俺の人差し指と中指でぶっ刺してやった。
葵「ったく…」
内心 腹を立てつつ刀を鞘に収めた
今は真選組なので番傘ではなく、漆黒の鞘だ。
ドドドドドドドドドドッ
新「銀さん!葵華くん!」
腹に響くような足音と新八の声。
わかっている。定春が迫っていることは
葵「銀さん。いいな?」
銀「え?何が?」
どうやら治った銀さんに『合図』
ドンッと大きく飛び跳ねて大きな影が俺たちを覆った。
__来る。
定「ガァアアアアアア!」
葵「歯ァ食いしばれよ!」
鞘に収めた刀で定春を殴った。
風圧で辺りに影響が出るので銀さんに合図を送ったのだが。
銀「うおあぁあ!?」
葵(…………。知らね。)
あっさり飛ばされた銀さんはほっといて『殺る気』で
定春と交えることにした。
定「う“う”う“っ」
ギギギと鈍い音が鞘と大きな爪から鳴る。
葵(重い…やっぱり夜兎の力を_)
ドクン。
定「ガァァア!」
葵「っっっ!」
心臓が波打った瞬間。
体が『拒否反応』を起こして力が弱まった。
それを見兼ねて定春が追い打ちをかけ、俺を殴る
派手な音を立てて瓦礫に埋もった。
脇腹が熱い
生暖かい液体が流れるのがわかる。
葵「ッチ…………。(夜兎の力は無理か。戦場で使うとなると…)
!?」
プルプルと手が震え出して止まらない
こんなに臆病だった記憶はないんだがな。
葵「情けねェな」
銀「ピーヒョロピ!」
ん?
銀「ピーヒョロ!」
葵「何。あの生物。」
笛の音がした方向を見ると
巫女女の片割れと銀さんが笛で繋がってる。
あれ、二酸化炭素を交換してるだけだろ。
虫の息だ。
新「葵華くーん!早くこっちに!」
どうやら球場に誘い込むつもりらしい。
みんながこぞって入って行ってる。
後ろで神楽が銀さんたちの笛を割ったのはいいとして。
俺は若干、蹌踉めきながらも立ち上がり
みんなより遅れて球場に入った。
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餅原 葵(プロフ) - 書き忘れていましたが、久々の更新です。すみませんでした…。最近はヒロアカの方ばかり考えていたので… (2018年5月11日 23時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - 最近は調子がいいので沢山更新して行きます。楽しんでくれたら嬉しいです。 (2017年11月13日 11時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
kuro - 続編おめでとうございます。これからの話も楽しみにしてます! (2017年11月13日 11時) (レス) id: 6c3a526fbd (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - ありがとうございます。頑張ります。 (2017年11月12日 17時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 続編おめでとうございます。葵華のキャラが好きです!更新頑張って下さい!! (2017年11月12日 16時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2017年11月12日 16時