夜兎キョーダイの次男はよく寝る子【銀魂】

第三十二訓 ページ28

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ザァッ


「…………」



85階建の高層ビル


淋しげな哀しい瞳で虚空を見つける

中性的な顔立の少年

この世界にさよならとでも言うように



「ああ…………」

笑って体を空に投げた



葵「何やってんの？少年君」


がしっ


「⁉」


さっきまで何も無かったはずなのに⁉

そう思っても葵華は少年の細い腕を掴んでいる。



ドサッ

葵「俺も警察だから、見過ごせない。もう馬鹿なことはするな」


有名な黒色の隊服を着た男は顔がフードで見えない。

僕と同じくらいの齢のコイツ

年上だったらまだ良かったのかもしれない




「うるさい。警察だからって歳が近い奴に言われても説得力ねーんだけど」


無性に腹が立ってしまって放ったこの言葉に後悔なんてない



様子を見るため 視線を外していたのを変え

コイツを見る



と


「⁉」


葵「あ？」



あ、コイツの目を見て今後悔した。




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