夜兎キョーダイの次男はよく寝る子【銀魂】

番外編〜マフィア〜 ページ17

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俺は液晶のタッチパネル式の携帯を片手に

広い廊下を歩いている


ハッキングしたセキュリティを操作しているのだ


葵「さて…どうしようか…」




…………………………………………………



セキュリティ管理の部下が耳の通信機越しに

慌てた様子で話す


部「土方…さんッ…セキュリティ…が…ハッ…キングされ…ました…」


もう息絶え絶えで やらてたようだ


土「は⁉オイ宮里‼オイ‼」


ザザッ…ブッ


しかし それよりセキュリティハッキングは非常にマズイ

細かいことを聞こうとするも、もう遅かった

通信機の向こうからは何も聞こえない



銀「あっ、もしかして セキュリティ ハッキングされてます？」

土「んなわけねーだろ‼さっさと仕掛けて来いよ、ヨロズヤよォ…」


銀時と土方以外は誰もいない

みんな血の海に沈んでいる


しかし神楽と新八がいない


土「…(あのガキ二人は見逃したが…ボスを倒せばコッチの勝利だ
エースとやらもいねぇ…)」

銀「葵華ァ…もうハッキングしてんだろー、ちょっとコイツにイタズラして」

土「何 独り言いってんだ、そっちがこねぇならッ‼」


ダッ


俺は長年付き合って来た刀を構えて

ヨロズヤのボスに向けて走る


その時


トトトトッ


壁から吹き矢が飛んで来た


土「⁉うおっ⁉」

後ろに引く



しかし


ボコン



上からタライが落ちて来た

見事に命中


銀「ブッ‼やるじゃねーか葵華」

葵『ハハハッ面白れェ…アンタ副ボスってところだろ？
アンタの部下がこのイタズラ装置作ってくれたから暇しない…」

土「クソッ………」


上から聞こえてくる青年の声

さっきのガキ共ではなく おそらく


土「テメーんとこのエースを…」

銀「そーでーす。うちのエースは機械が得意でね、それに戦闘も
随一の天才くん、頭いいけど 天然バカって奴だよ」


葵『あ、間違えた』


銀 土「は？」


タライを落とされた 瞳孔開いている黒髪と

セリフを合わせて言うと



ボコっ


壁からボクシングの拳が俺の顔面に直撃

銀「へぶらッ⁉」


神楽に殴られたくらいの威力で

そのまま壁にめり込む


葵『スマン…銀さん』

土「スマンじゃ済む問題じゃねーだろ⁉ 気絶してんぞ‼」

葵『うるさいな、じゃあアンタも…同じ運命にしてやる」


土「え？」





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