第六訓 ページ8
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『…よし』
俺は刀を腰に装備して灰色のフードをかぶる。
今日も妙さんの護衛に着くが、少し違う
『万事屋銀ちゃんか…』
今日は用心棒から一転
新しい就職先へ向かうつもりだ。
あ、妙さんの護衛の方はこれからも続けようと思う
妙〈これから万事屋で働くなら私の方の護衛も継続してほしいわ。
会ったときでいいから〉
とのこと。
これから万事屋に行くのだが…
『新八』から忠告があった。
『…〈一応安定した収入が得られる仕事を探した方がいい〉か…………どうゆう意味だ』
渡された地図を確認して歩く
割と近いので迷うことはないだろう。
『…(安定した職って言ってもな…。なんだろうか)』
そういえば、江戸って一般人帯刀ダメだよな。
どっか警察にでも入れたらいいが…
『…ん?』
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新「いいですか?銀さん。今日はここで働きたいっていう人が来るので
ちゃんとしてくださいね」
銀「あー?新人か?」
神「あ、もしかして新八がクソ童◯な勘違いしてた、あのイケメン(仮)の男アルか」
新「なにその無駄な尾ひれ」
「用心棒とか、結構古臭いことやってたんだナ」と
会ったこともない人にも毒吐く彼女。
さすが毒舌ゲロイン
銀「でもよぉ今日俺仕事あんだけど?」
新「え?」
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『なんだコレ?』
電柱に貼られた紙があったのでバイトのチラシかと思ったが…違うな
『…[白髪の侍へ!!テメェコノヤローすぐに真選組屯所に出頭してこいコラ!
一族根絶やしにすんぞ!真選組]…………警察か?』
お巡りさんとは思えない言葉使いだ。
でもここなら俺の帯刀も許してくれそう。道場破りとかしたら入れてくれるだろうか
「おい、そこ退け」
『ん?』
黒い制服と鋭い眼光の男が現れた
低い声を発した口から煙草の煙が浮いている
男は「ッチ」と舌打ちをして俺が見ていたビラを荒く剥ぎ取った
なんだこの人
「すまねぇが今見たことは忘れろ」
『真選組って見たことないですが、もしかしてアンタ達?』
「ああ、そうだ」
「土方さん、さっさと行きやしょうよ」と黒髪の男から顔を出した
茶髪の青年。
俺と同じくらいの年頃だろうか
『…そのビラ何ですか?お巡りさんとは思えない言葉使いだ』
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ままま饅頭 - 面白い!更新楽しみです (2019年2月4日 22時) (レス) id: b803021d56 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き見たい!^ ^ (2019年1月5日 16時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 面白いです!これからも更新頑張って下さい! (2018年12月15日 5時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年12月4日 21時