第三十六訓〜七〜 ページ7
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新「お腹空いて寝れないんスけど」
そうテントでつぶやいた新八。
「気のせいだ」と銀時も同じ理由で起きているらしい
「気にせいじゃないネ!」と文句を言う神楽も然りだ。
この3人がこうなったらのも、
葵華によりイラついていたのに蚊の叩き合いで喧嘩をし、カレーを勢いよく全てぶちまけたからだ。
葵「zzz…」
銀「おい。なんで一番の火種がぐっすり寝てんだ?あん?」
新「彼はかカレーを僕たち以上に食べてたじゃないスか」
神「こんの野郎!腹たつ顔アル!」
神楽がイラだっている顔は
通りすぎる女子達全員が振り返るほどの綺麗な顔だ。
銀「イケメン無駄使い野郎だな」
新「イケメンは滅びるべきです」
寝ているのをいいことに罵倒を始めた3人。
するとそこにフワッと香ばしい匂いが彼らの鼻腔をくすぐった。
神「何アルかこの匂い」
その方向を見ると楽しそうにBBQをする真選組の姿が映った。
「うめぇえええ!やっぱキャンプにはバーベキューだよな!」
「カレーなんて家でも食えるしぃ!福神漬け持ってくるのめんどくせーしぃ!」
葵「ん………いい匂い」
ガバッと起き上がったイケメン無駄使い。
白猫のアイマスクをあげてソレを見た。
葵「おー…バーベキュー。ん?どうしたんだ?」
葵華が目ボケなまこでいると3人が動き出した。
そして銀時が葵華のアホ毛をつかみ 引きづり出す
葵「いだだだ…もげる」
そして火を起こして酢昆布を焼き始めた。
葵「なんだこ__むご」
ズボっと入れられたそれは酸っぱくて
カサカサしたモサモサしたなんともいえない…いや、クソまずい酢昆布焼き。
葵「うえ…まず」
銀「あははは。酢昆布焼きうめーよなぁ?葵華くん」
神「うわ、今時バーベキューとか古くない?ダサくない?
シティー派は酢昆布アルよ」
酢昆布を焼いて食べる万事屋に真選組は
「痛々しい!痛々しいよ!」とつっこむ地味崎。
確かに貧乏くさくて痛々しい光景。
そんなこともつゆ知らずに神楽が真選組の元へ行った。
葵「ま…ず…おえ」
銀「葵華ぁ!ここでそのイケメンをもっと台無しにしねーと!
銀魂ではやっていけねーぞ!吐けェエ!」
新「ここがお前の正念場だぁあ!吐けェエエ!顔面無駄使いぃいい!」
神楽が真選組に嘔吐している間に
男二人はイケメン台無しにしようと必死だった。
葵「吐くかボケ!」
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SOOKa - まじで好き過ぎる! (2020年9月21日 11時) (レス) id: c3e5a7a7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年7月26日 14時