夜兎キョーダイの次男は地味に天才【銀魂】 (ページ26)

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第三十九訓～五～ページ26

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散りとなり、弾けた紅い刀

それは日に照らされる度に光り、美しい

葵「………」

痛む肩も忘れてそれを見ていた

＿＿終わる時は一瞬＿＿

新「葵華くん！」

葵「…ああ」

出口から聞こえた新八の声に現実に戻された

この船もそろそろまずい

葵「俺達が道開けるから。銀さんとお前はゆっくり歩いてくれ」

鉄「あ…うん」

銀「モタモタしてる暇ねーんだけど」

「いたぞおおお！」

「かかれ！」

「急いで死ぬよりかはマシだ」と言い放って

かかってきた天人を斬る

神「おーーう！邪魔だ状態だ！」

葵「万事屋銀ちゃんのお通りでーい」

銀「元気だな…」

「おおおおお！」

ダダダと走ってくる馬の天人

その長い首を狙い目を細める

葵「…(邪魔…)」

「があああ！？」

葵「！？」

しかし、俺の刃が入る前に背後から斬られたようで

こちらに倒れてくる

新「桂さん！」

桂「銀時来てたのか」

銀「よぉヅラ。どうしたその頭失恋でもしたか？」

と、呑気に話を始めた二人は置いておき

この状態はキツイ

敵に囲まれて動きづらい

葵「…神楽、新八ここは退避だ。」

新「うん。じゃあ銀さんにも」

銀「いや、ここは俺らが食い止める」

桂「お前らは後ろの船で逃げろ」

葵「！？」

驚いて固まった俺をいきなり白い手が持ち上げた

＿＿エリザベスだ。

葵「おい！そんな怪我じゃ…」

銀「さっさと行け」

神「銀ちゃん！」

最後に見た桂の背中から、パラシュートが見えた

葵「…ったく…………伊達に俺ら真選組から逃げているだけはあるな…」

全てを察した俺はされるがままに船に乗った。

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数日後

葵「おーい姐御。銀さんいるかー？って…どうした」

銀「…………」

姐御の家で休んでた銀さんは帰ってきた一昨日よりも

酷くなっていた

葵「…………イチゴ牛乳と…。
姐さーんハーゲンダッツ置いときますよ」

妙「まぁ！ありがとう葵華くん」

葵「何かあったんですか？昨日の夜」

妙「いいえ。あ、あそこのゴリラ回収して行ってもらえる？粗大ゴミに」

葵「近藤さん…………」

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