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第三十六訓〜二〜 ページ2






ミーンミーンと蝉が鳴っている。

ああ…なんでここにいるんだろうか。



銀「カブト狩りじゃああああああ!」

神「カブト狩りじゃああああ!」


俺達の手には虫捕り網とカゴ。

俺は日焼けが嫌なので上着を着ている

傘を指していても意味をなさないとは…



葵「熱中症になりそう…」

新「…………。上着脱いだらいいのに」

葵「バカヤロウ。地球の陽射しは肌の天敵なんだぞ。肌が焼けるから嫌なんだよ」

新「お前は女子高生か!」



前にいる薄汚い天パは「売って売って売りまくるんじゃあああ!」とか

もうほんとうに金に目が眩んでいる。


葵「クソヤロウだな」








大きなテントを立て みんながかちゃかちゃと準備を始めた。


銀「ここを宿営地にするからな」



葵「俺、もう無理…………」

新「わ!葵華くん!?」


徒歩40分+テント立て

そしてこの猛暑に長袖長ズボン。


俺は呆気なく倒れてしまった



葵「休んでから…行く」


一回テントに移してもらい上着を脱ぐ

ノースリーブのチャイナ服なのですごく涼しい。



銀「ったく、お前 長袖長ズボンとかバカだろ?」

神「そうネ。バカにも程があるアル。お前は私以上に陽に弱いくせに」

葵「はいはい…すみませんデシタ」


冷たいタオルを首に巻いきながらも

ちゃんと謝った。



新「どうします?葵華くんがいないんじゃ戦力不足に」

銀「ま、俺達3人でもいけるだろ」

葵「あ、そうだ。」


神「何アルか?」



俺はリュックから『アレ』を取り出した。


葵「これ。某ヒーローアニメで見た奴を真似して作って見た。」

銀「お前って地味に天才っつーか…器用つーか…」


俺は背中に取り付けるタイプのクーラーを

みんなに見せた。


確か…『俺のヒーローアカデミア』の『とどろき…』



新「ワァアアア!名前まで言っちゃダメでしょ!?一応他の漫画の人なんだから」

葵「おう。……ということで これ付けとけば長袖でも行ける」


カチリと装着。

その瞬間に冷たい風が体中を駆け巡った


葵「うん。行けるぞ」

銀「よし。じゃあカブト狩りじゃあああ!」



葵 神 新「「おお!」」





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SOOKa - まじで好き過ぎる! (2020年9月21日 11時) (レス) id: c3e5a7a7c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年7月26日 14時

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