勘違い ページ17
ソンウside
俺とダニエルはお互い黙ったままだった。
さっきのジョンヒョンの話を聞いてから、ジソニヒョンの枕を抱いて眠るヌナを見つめる。
ソンウ「なぁ、さっきの話……」
ダニエル「ヌナに直接聞けばいいんだけど、聞くのが怖い」
気持ち良さそうに寝ているAヌナ。
可愛い。でも……ヌナの寝言がまた俺らを惑わせる。
「オッパ……」
ダニエル「今……」
ソンウ「はぁ……とりあえず、部屋に運ぼう」
気持ち良さそうに寝ているAヌナを俺は抱き抱えて、部屋へと運ぶ。
ダニエルはお酒を飲む気になれないのか、ベッドに戻っていった。
俺はヌナをベッドに優しく置いて、寝かせる。
その隣に座ってAヌナの髪を撫でる。
ソンウ「なんでジョンヒョンなの……俺じゃダメ？……ねぇ、ヌナ……俺……ごめん」
眠ってるヌナの唇にそっと口づける。
ソンウ「やっぱり諦めきれないよ」
Aヌナが誰かのものなんて信じたくなかった。
皆ヌナを好きなのはわかってたし、いつかは誰かのものになるかもって思ってたけど……
ソンウ「この髪も唇も、体も、心も……全部ジョンヒョンのものなの？ヌナ……」
髪を撫でていた手を止めて、起こさないように優しく布団をかける。
ソンウ「おやすみ……Aヌナ」
自分の部屋に戻るとダニエルが背中を向けて寝ていた。
まるでいじけてる犬みたいに。
ソンウ「明日、皆仕事一緒の日だから、話す？ジョンヒョンのこと」
ダニエル「……皆に話したら現実味が増すから嫌だ」
ソンウ「子どもか」
ダニエル「ソンウヒョンだって、認めたくないくせに」
ソンウ「俺は……諦めないから。ヌナのこと」
諦めるわけない。
暇なとき、寝る前、いつだって考えるのはAヌナのこと。
すぐそこにいるのに、今何してるかなとか考えてる。
それくらいAヌナしか見えなくなってる。
ダニエル「俺だって……諦めるわけないじゃん」
急に起き上がったかと思えば、諦めないと告げるダニエル。
そんなダニエルに少し笑ってしまう。
ダニエル「なんで笑うの、ヒョン」
ソンウ「俺らってバカだなって思って」
ダニエル「まぁ……でも、俺達だけじゃないと思うよ。11人全員諦めないと思う」
ソンウ「やっぱりバカだな」
ダニエル「うん、ほんとにバカみたいだね」
俺達はほんとにバカだ。
そんなにAヌナが大事だって、誰かに取られて改めて感じた。
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梨 - このお話めっちゃ好きです (2019年6月28日 2時) (
レス) id: 5888210ef6 (このIDを非表示/違反報告)
runamoko0510(プロフ) - はじめまして！読ませてもらってます！更新停止中で。もし訳ないですがもしよかったら更新していただけたらなと思ってます^_^ (2019年4月8日 18時) (レス) id: 822ee3906d (このIDを非表示/違反報告)
ワナマイ(プロフ) - rui59ruiさん» ジソンペンなんですね、私もジソンペンなので、嬉しいです！まだ先のことは未定ですが、これからも楽しんでもらえればと思ってます！ (2018年4月4日 21時) (レス) id: c92ec273d3 (このIDを非表示/違反報告)
rui59rui(プロフ) - ジソンペンなのできゅんきゅんしながら読ませて頂いています(^^)他のライバルに負けずに幸せを掴んで欲しいです！これからも楽しみにしています！ (2018年4月4日 3時) (レス) id: bde57a8ffc (このIDを非表示/違反報告)
ワナマイ(プロフ) - 光婪さん» ありがとうございます！私が最近NU’ESTにもはまってしまったので、私の独断で登場させてしまいました(笑)これからも更新をこまめにしていこうと思っているので、よろしくお願いします！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: c92ec273d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワナマイ | 作成日時：2018年3月14日 0時
