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時枝「今のが、No.1攻撃手だよ。」
ヒュース「今のが…」
太刀川の前に大敗したヒュースは、ベイルマットの上でしばらく呆けていた。
時枝「ちなみに、その前に戦った女性の人は、万能手でA級2位のチームに入ってる。」
ヒュース「そいつの順位は分からないのか。」
時枝「あの人はあまり勝つ個人戦をしないし、ランク戦でも守備に回ることが多いからね。ソロポイントではそこまで順位は高くないよ。」
ヒュース「なるほど、道理で受け流すのがうまい訳だ。」
──────────
太刀川「ハイ、俺の圧勝〜。」
『ぐぅ』
太刀川「確かに相当やるやつだけど、俺の妹弟子なら2敗に抑えてくれねぇとなぁ。」
3敗してしまいました。いやでもデュース(ってルールはないけど)まで持ち込まなかったのは褒めて欲しい。
これは確かに、辻はまだ敵わないね。
ひと通り戦い終わったあとブースを出ると、時枝に導かれるまま噂のルーキーも出てきた。え、イケメンじゃん。
玉狛のエンブレムだったし、あれが新しく入った近界民ということだろう。
生駒「太刀川さん、あとで俺ともやりましょうよ。」
太刀川「お、いいな。旋空は使っていいのか？」
生駒「全然、どーぞ使ってください。」
太刀川「辻はどうする？俺らと一戦やるか？」
辻「え、いいんですか。」
『おいそこ、私の時より嬉しそうにするな。』
太刀川「俺の方が志之より強いんだから、俺と戦う方が嬉しいだろ！俺の弟子になるかぁ？」
『辻は私のこと大好きなので、太刀川さんに弟子入りはさせませ〜〜ん！』
なんだか太刀川さんにデレデレしている(ように見える)辻を背中に隠して、太刀川さんから引き剥がす。
生駒「辻ちゃん、愛されとんなぁ。」
辻「は、恥ずかしい……。」
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作者名：通りすがりのいぬ | 作成日時：2022年7月29日 19時
