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ある日のある日常 ページ2

とある日の六頴館高校。
宇佐美栞はいささかテンションが高かった。

そんな彼女は、辻を探していた。しかし周りのガードが硬い辻はそう易々と見つかるものではない。


宇佐美「犬飼せんぱ〜い!」

犬飼「宇佐美ちゃん、どうしたの?珍しいね。」

宇佐美「辻くんどこにいるか知りません?ちょこーっといい写真を手に入れたんで是非見せたいんですけど。」

犬飼「辻ちゃんかぁ、今日は購買に行くって言ってたよ。
それより、なになに?面白い写真って。」

宇佐美「あ、犬飼先輩も見たいですか?」

犬飼「辻ちゃんに見せたいってことは姫坂ちゃん関連かな?ひゃみちゃんはもう見たの?」

氷見「見ましたよ。…まぁ確かに、辻くんが見たら喜びそうな写真です。」

犬飼「辻ちゃんなら、姫坂ちゃんの写真は全部喜びそうだけどね。特に学校での写真とか。

で、どんな写真?」

宇佐美「フフン、これです!」


そう言って宇佐美が見せたスマホの画面には、ヒュースとの練習中の写真だった。

二宮のフルアタックの対策を行っていた時。
烏丸同様、宇佐美の粋な計らいによる二宮隊を想定したスーツを身につけた姫坂の写真だ。


犬飼「わあ、これは予想外だ。よし、辻ちゃん呼ぼうか。」



召喚された辻が言葉を失ったのは言わずもがな。


宇佐美「ところで辻くん。」

辻「は、はひ」

宇佐美「この写真、いる?」

辻「!?」

犬飼「ほらほら、今もらわないともう見れないかもしれないよ〜。」

辻「で、でも、俺のスマホにその、ひ、姫坂さんの写真があるってバレたら……」

犬飼「だあいじょうぶだって、俺が事後報告しといてあげるから。

ってことで宇佐美ちゃん、俺にもその写真ちょうだい。」

宇佐美「はいはぁい。」

辻「あ、じゃぁ、俺も………。」

氷見「………どうなっても知らないわよ。」



この写真が、烏丸含む三門第一の人たちの手に渡っていることもまた、言わずもがな。

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作者名:通りすがりのいぬ | 作成日時:2022年5月19日 20時

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