【WT】青春まったなし！！！ (ページ24)

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ごめんねマイヒーローページ24

夏休みが明けると、学校は文化祭一色になる。
何をやろうか、ワイワイ盛り上がる様はやはり高校生という感じがする。

姫坂や出水、米屋も例外ではなかった。
ボーダーの計らいで学校行事には参加できるようになっているため、もちろん彼女らも文化祭に参加する一員だ。

とはいえ、出し物を決める会議に毎回参加できるわけではないので、そこはクラスの決定に従うことを既に委員長に伝えてある。

『文化祭何になるかなぁ。』

出水「食いもん売りたいな。」

米屋「いやいや、ジェットコースターとか作ろうぜ。」

出水「誰が作れんだよ、そんなもん。」

『確かに、カフェとかやりたいかも。
カヌレとか売れば収益で焼肉とか行けるんじゃない！？』

米屋「確かに、いーじゃんそれ。」

出水「まぁ、俺らに決定権ないけどな。」

『確かに。』

──────────

「3人とも、B組ではカフェをやることになったよ。
飲み物は簡単に出来合いのジュースとか紅茶とかは決まったんだけど、何か食べ物を凝りたいなって話になってて。

何かいい案ない？」

出水「ヒメが言ってたことが現実的になったな。」

米屋「俺はなんでもいいぜ。」

『カヌレにしようよ！作り方も簡単だし、量産しやすいし！』

「分かった、じゃあカヌレでいきましょう。」

『やったぁ！私作れるから裏方に回らせてもらってもいい？』

米屋「いや、ヒメはダメだろ。」

出水「ダメだな。」

「姫坂さんはダメよ。表に出て客引きをやってもらわないと。」

『え、そうなの？』

「これ、みんなの総意だから、よろしくね。

ちなみに、出水くんも米屋くんもだから。」

出水「俺らもかよ。」

米屋「いーじゃん、そっちの方が楽しそうだし。」

というわけで、B組ボーダー班カフェの客引きします。