【WT】青春まったなし！！！ (ページ2)

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叱咤激励ページ2

王子「まずは合流だ。
クラウチは少し遠いから中間地点、戦闘を避けながら合流しよう。」

蔵内「了解だ。」

樫尾「了解！」

姫坂「…了解。」

B級中位初期の頃、小荒井・奥寺を新しく迎えた東隊と戦うことがあった。
王子隊の転送位置はややばらつきがあったが、合流にはそこまで苦戦しないだろうという王子の推測。
王子隊が得意とする、合流してからまとまった戦力で戦うスタイルが形になりつつある頃だった。

東の厄介さは誰もが知っていた。
転送前に、王子隊でも綿密な作戦が練られていた。
それにはまず合流が最優先だった。

王子「クラウチ、まだかかりそう？」

蔵内「もう少し待ってくれ。」

王子「ヒメ？」

『…！東さん発見！！落とします！』

たまたま、本当に偶然だった。
バッグワームを装備し、狙撃ポイントを移動している最中だった。

王子「待て！誰が奥にいるか分からないだろ！

ヒメ！！」

目の前に東がいる。ここで落とせば、王子隊が有利に試合を進めることができる。
奇襲のためバッグワームを装着。狙撃手には接近するのが1番確実だ。

東「姫坂…！」

東さんの咄嗟のライトニングを躱す。
そのままの勢いで、スコーピオンで急所をひと突き。

────────戦闘体活動限界緊急脱出(ベイルアウト)

東のベイルアウトを見送った姫坂は、そのまま合流へと急いだ。

結果として、王子隊は姫坂のみが生き残り生存点2点を獲得。
順調に順位を上げる結果となった。

しかし、試合後の隊室の雰囲気は最悪だ。