やめてよして触らないで【東京卍リベンジャーズ】

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ある日目を覚ましたら目の前に鎮座してる衣服。



どう見ても変な格好なのは目に見えてたので無視してお気に入りのクローゼットを開けたが



『…あれ？』


全部同じ衣服。



少しずつ色は違うが型は一緒

……いや待て待て違うぞ。


メイド服しかないってどういうこと？！


ミニスカートからマキシ丈のスカートタイプまで

長袖から半袖タイプまで


え…狂気。



震えているとドアが開く。


鍵をかけても開くのは毎回おかしいと思う。



『お、おはようございます…！ら、蘭様…すみませんお洋服が』


「知ってる♡仕事放って家出したお仕置♡しばらくはそれしか着ちゃいけませ〜ん」



アラサーとは思えないほど可愛こぶる蘭様に寒気すら覚える。


が、実際悪い事をしたのは事実渋々長い丈の物を選ぼうとすると


手を掴まれる



首を傾げると


「置いておいたろ？ポチ」

とベッドを指さす




あれを着ろと…？！指名？！


逆らえるわけもなく小さな声で分かりましたと告げるも一向に出てく気配のない蘭様



「なァにポチこの俺に着替えさせて欲しいの？♡仕方ないなぁ」

『へ？！ま、まだ何も言ってな！』




寝間着を脱がそうとしてくる蘭様は恐怖だ。


「兄ちゃん遅……」

『り、竜胆様！助け』


「兄ちゃんばっかりズリィ。」



「だァめ、兄ちゃんが見つけたおもちゃだから」


見てるだけと言われあからさまに不機嫌な竜胆様。



何とか着替えが終わると椅子に座らされる



ヘアアイロンに髪の毛を通してくるくる巻いてる兄弟



どっちが召使いなんだ…



着せ替え人形のように遊ばれしばらくすると満足したのか写真を撮り始める



「なかなか可愛いじゃんかポチ。」


いっそ殺してくれ…。


頭の先から爪先までアニメに出てきそうなTheメイド！みたいな服装に着せ替えられた私

体の隅々までチェックされて

『うぅ…お嫁に行けない…』

独り言を漏らしているとスカートの中まで盗撮してた蘭様がサラリと言った

「灰谷家に嫁げばいいじゃん。ポチなら大歓迎だよ」

竜胆様も頷く。

『え…一夫多妻制…？』

「なんで俺らが嫁側なんだよ」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「あー…けどここも悪くないかもな。」


誰かとお揃いの場所だと喧嘩になるからと決められた刺青の位置は胸元だった。

今回の服はよく見える。

艶やかに撫でられるとそれだけで恥ずかしくて死んでしまいそうだ


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灰谷兄弟の着せ替え人形になりたい人生でした

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