やめてよして触らないで【東京卍リベンジャーズ】

▽ ページ26

「ポチ、お前はこれ」


蘭様に渡されたドレスは少し際どい気がする。


「兄ちゃんそんなの着たら胸元パカパカするだけだよ。ほらポチこれなら似合うだろ」


竜胆様の持つドレスは人魚姫みたいに足のラインがわかるタイトなドレス。



今日は幹部会があるらしい。




お留守番だ…としょぼくれてたらお前も来るんだよ。と首領に言われてしまう。






え、犬も…？


まさか本物の犬と一緒にご飯食べてろって…？！



なんて考えていたら今に至る。



「めんどくせぇけどそんなもん着たらポチの貧相な体がモロバレだろ」

いつからいたのか謎だが三途様はピンクのフリフリスカートを手にしてる



「お前が選んでんのが1番ダセェぞ？なァポチ」



『ピンク…って柄じゃないので』



「ンだとクソポチ！ヤク漬けにすっぞ！！」



「だぁぁあ！こうなったらマイキーに決めてもらうぞ！我らの首領なら俺のを選ぶに決まってる」



情緒不安定な三途様は謎の提案をした



そして首領の所に連行されると



「際どい奴」



三途様を一蹴。




蘭様は表情こそ出さないもののガッツポーズ。


「首領の好みも分からずポチにおめかししようなんて100年早ェよバァァカ。ヤクでもキメとけ」



生き生きとした蘭様は私の肩を掴んで三途様の傷口に塩を塗りたくり、盛った。








いじけた三途様がこの上なく面倒なのを私は知っている。



なので態とらしく大きな声で


『あ、あー！このドレスに似合うジュエリーは何かなー！え、選んでくれる人は居ないかなー！』



と言うと三途様は仕方ねぇな〜と満更でもない様子で立ち上がる



「ポチ、俺が前あげたあのネックレスなら似合うだろう。」



私の頑張りを無駄にするのが九井一。確信犯である




「ポチ、三途の扱い上手くなったな〜」


「どっちが飼い主なのか分かんねぇな」


「全くだな。おい三途間に合わねぇだろさっさと準備しろ！」



いじける三途様の頭を殴る鶴蝶様に噛み付く勢いの三途様だが



首領に遅いと言われると渋々、準備を始めたのであった

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

はるちよくん不貞腐れたりいじけたら死ぬほど面倒臭そう。



段々それを分かってきたポチだけども三途ばかり構って貰うのは面白くないのが梵天メンバーだと思う



そうであってくれ

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