それでもそれは青かった【呪術廻戦】 (ページ16)

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東堂葵ページ16

京都校が苦手だった。

何故って？そんなの簡単。

東堂先輩がいるからだ

彼は私を婚約者だと言い張るのだ。

私は呪骸と人間のハーフである

パンダとは違った形の突然変異呪骸。

パンダより人間寄りの見た目をしてる為普通の中学に行き、酷い目にあってきた

夜蛾学長が蝶や花よりも丁寧に育ててくれたのも御礼あり高校は呪術高専に入学した

去年の交流会の時に東堂先輩がいきなり声をかけてきた

｢お前、新入生か。どんなタイプの男が好きなんだ？｣

近くにいた五条先生の影に隠れながらその対応をする

怖いから少し嘘をついた。

『わ、私は…五条先生みたいな人が好きです』

｢葵、振られてやんの｣

可愛いこと言うね〜と頭を撫でまくる五条先生

人選を失敗したかもしれない。

いきなり手を握られ戸惑っていると

｢俺はタッパとケツのデカい女がタイプです｣

『は、はぁ…。』

牛の呪骸の血が入った私は彼の好みにドンピシャなのかもしれない

｢はいはいそこまで〜｣

五条先生が間を割ってくれる

その後も目が合う度に投げキスをしてきたりウインクを飛ばしてくる

まァ、百鬼夜行の時の話は聞いたけどさ…。

カッコイイ所もあるんだけどさ

嗚呼、また今年も交流会の時期が来てしまった

ため息を付いて自販機のボタンを押す

｢Aさん元気無いですね｣

｢コイツこの時期は嫌いなんだよ。｣

｢えぇ！確かに暑いし嫌な季節だけど｣

『んんん…お腹痛くなっちゃう。』

今日は確か、楽巌寺学長が来る日…

まさか、ね。

｢Aー！｣

『名前を、気安く、呼ばないでくださいッ』

買ったばかりの缶を思い切り投げると簡単にキャッチされる

｢Aからのプレゼント…！｣

や、辞めて…これ以上変な事言わないで。

野薔薇ちゃん、真依ちゃんの視線が痛い…！

｢どうして隠れるんだmyフィアンセA！｣

『フィアンセになった記憶はありません！東堂先輩なんて大嫌いです！』

視線に耐え切れず逃げ出してしまう

大嫌いと言われショックで崩れ落ちる東堂先輩を無視して女同士の喧嘩が始まった

すれ違った伏黒君が一瞬驚いた表情をしてる

全く！なんなの！みんな揃いも揃って

それになんでこんなに顔が熱いの？！

『も〜〜！学長〜！』

ドスドスと重い体を校舎に向かわせた

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この子書くの楽しいからこの子だけの短編集書きたいくらいでふ